京都府八幡市に足立寺史跡公園(そくりゅうじしせきこうえん)という公園があります。
地元の人にしか知られていませんが、この公園は梅の名所であります。
もしかしたら、地元の人でも、知らない人の方が多いかもしれません。
私が足立寺史跡公園に訪れたのは、3月中旬でした。
静かな公園
足立寺史跡公園は、京阪電車の橋本駅から南に15分ほど歩いた辺りにあります。
京阪バスだと、バス停「ひかり」からすぐです。
初めての方は、おそらく公園がどこにあるのかわからないでしょう。
バス停「ひかり」に到着すると、石垣が見えます。
その石垣の上に足立寺史跡公園はあります。
石垣の上に行くには、バス停から坂道を50メートルほど上がって交差点を右に進みます。
すると、さらに石垣が現れるので、近くの石段を上ります。
石段を上りきったところが足立寺史跡公園です。
公園は無人。

足立寺跡公園
静寂に包まれた空間には、花を付けた梅の木が10本程度ありました。
源平咲き分けの梅
石段を上りきったところに和気清麻呂(わけのきよまろ)を祀った和気神社の鳥居があり、その近くに数本の梅が植えられています。

鳥居付近の梅
この辺りの梅は5分咲き程度でした。
青空を背景に紅梅の花がきれいに咲いています。

紅梅のアップ
紅梅の隣に植えられている梅は、白梅かと思ったのですが、よく見ると、白い花と赤い花を咲かせる源平咲き分けの梅でした。

源平咲き分け
近くに寄って見ると、赤色の花と白色の花が同じ枝に咲いているのがわかります。

紅白の花
源平咲き分けの梅は、京都市内だと二条城にありますね。
その他の梅の名所でも、見かけることがあるので、源平咲き分けの梅は、珍しそうに思えて意外と有名だったりします。
公園の西側に進むと、こちらにも数本梅の木が植えられていました。

西側の梅
しかし、西側の梅は、まだ咲き始めたばかりのようで、3分咲きといった感じでした。
それでも、木の上の方には、たくさんの花が咲いていて、青空を背景に見え上げると、真っ白な花がとてもきれいでしたよ。

白梅と青空
足立寺跡公園の梅は、他の梅の名所よりも開花時期が遅いようです。
見ごろを迎えるのは、3月20日頃になりそうですね。
京都観光で八幡市に足を運ぶ方は、なかなかいませんが、3月には足立寺史跡公園に梅を見に行ってみるのも良いのではないでしょうか。
また、公園から20分ほど歩くと石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)にも行くことができるので、こちらでも梅を見ると良いでしょう。