3月に入って京都も暖かい日が続き、各地で一気に梅が見ごろを迎え始めました。
2013年の梅は、例年よりも開花が遅かったのですが、ようやく観梅が楽しめるようになりました。
3月11日。
京都市左京区の下鴨神社に梅を見に行ってきました。
青空に映える光琳の梅
下鴨神社は、京阪電車の出町柳駅から北に10分ほど歩いた辺りに建っています。
糺(ただす)の森の中にある長い参道を進み楼門前に到着。
朱色の建物が青空と似合っています。
楼門をくぐって境内へ。
下鴨神社の梅は、糺の森の中にも何本かあるのですが、最も有名なのが、境内の東側に植えられている光琳の梅です。
光琳の梅は、紅梅で満開になれば少し離れたところからでも、深い赤色の花がくっきりと見えます。
そろそろ見ごろを迎えているだろうなと思っていた通り、光琳の梅は満開でした。
写真で見ると、ちょうど良い赤色に見えますが、実際に見るともっと黒みがかった色をしています。
枝にはびっしりと花が付いていますね。
近くで見るととても力強さを感じる梅です。
光琳の梅は、尾形光琳がこの付近を描いた紅白梅図屏風にちなんで、そう呼ばれるようになりました。
見ごろ時期は3月に入った頃なので、他の梅よりは少し遅いですね。
2月の寒い時期に見ごろになるよりも3月の暖かい日に見ごろになってくれた方が、梅を見る方としてはありがたいのですけどね。
多くの参拝者が、梅の前に立ち止まってカメラを光琳の梅に向けていました。
その中に混ざって私も光琳の梅をアップで撮影。
上向きの枝の先に2輪の花が咲いていましたよ。
この日は、雲ひとつない快晴で、紅梅の花が青空に映えてきれいでした。
普段、朱色が際立っているなと思う輪橋(そりばし)と御手洗社(みたらししゃ)の鳥居ですが、満開の降臨の梅の前では、その色が薄く感じられますね。
太陽の光をさんさんと浴びて、光琳の梅も気持ちよさそうです。
満開の光琳の梅をこのままいつまでも見続けたいのですが、あまり近くに居続けるのは、他の参拝者の邪魔になってしまうので、10分程度観賞して、立ち去りました。
光琳の梅は、もう十分すぎるほど見ごろでした。
この状態はあと1週間くらいは続きそうですね。
なお、下鴨神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。