吉祥院天満宮の梅・2013年2月25日の状況

京都市南区に建つ吉祥院天満宮の境内には、梅の木が植えられています。

天満宮という社名から学問の神さまの菅原道真が祀られていることがわかりますね。

そして、菅原道真は邸宅に梅の木を植えていたことから、天満宮には、梅の木が植えられていることが多いです。

梅を見に行こうと思うなら、天満宮と名のつく神社にお参りするのがおすすめです。

私が吉祥院天満宮に梅を見に行ったのは、2月25日でした。

枝が目立つ梅の木

吉祥院天満宮は、JR西大路駅から15分ほど歩いた辺りに建っています。

鳥居

鳥居

梅が植えられているのは、南東の鳥居をくぐった辺りです。

ここには、紅梅と白梅が植えられているんですよね。

鳥居をくぐって梅の木を見ると、残念なことに枝だけの状態でした。

枝だけの梅の木

枝だけの梅の木

近づいて見ると、つぼみが膨らんできてる状態でした。

白梅の木で咲いている花がないか探してみたら、1輪だけ、ちょうど咲き始めたばかりの花がありました。

咲き始めの白梅

咲き始めの白梅

この日は、時折雪がぱらつく寒い日だったので、白梅の花も縮こまっているような咲き方でした。

もう少し暖かくなれば、開花が進みそうなんですけどね。

紅梅は、白梅に比べると、つぼみが大きく膨らみ始めていましたよ。

紅梅のアップ

紅梅のアップ

咲いている花も白梅と比較すると多いですね。

とは言え、咲いているのは、1割程度といった感じで、見ごろには程遠い状況でした。

吉祥天女社近くの梅

参道を進み境内へ。

まずは吉祥天女社にお参り。

吉祥天女社

吉祥天女社

道真の祖父の清公が、遣唐使として唐に向かう途中、船が暴風に遭いました。

清公が、同じ船に乗っていた最澄とともに吉祥天女に暴風が治まるように祈ったところ、天女が空中に現れ、暴風が止みました。

帰国後、清公は、吉祥天女の像を刻み、庭に一堂を建てて安置し、最澄に開眼供養をしてもらい、吉祥院と名付けて国家鎮護の祈願所、菅家守護の本尊としたそうです。

福徳招来、大願成就のご利益を授けてくれるとうことなので、しっかりと拝んでおきましたよ。

吉祥天女社の近くにも梅の木が数本植えられています。

吉祥天女社近くの梅

吉祥天女社近くの梅

こちらもほとんど枝だけの状態です。

一重の紅梅が、寒そうな姿で咲いています。

一重の紅梅

一重の紅梅

この辺りの梅も、見ごろはまだ先のようですね。

吉祥天女社にお参りをした後は、本殿にもお参り。

本殿

本殿

その本殿の前の狛犬がいる辺りに紫色や黄色のハボタンがたくさん植えられていました。

ハボタン

ハボタン

なかなか華やかだなと思って眺めていたら、ハボタンに混ざって信楽焼の白蛇がいるのに気づきました。

白蛇

白蛇

おそらく2013年が巳年ということで、置かれたのでしょう。

なかなか愛嬌のある顔をしていますね。

2月25日の状況から予想すると、梅が見ごろを迎えるのは3月5日以降になりそうです。

なお、吉祥院天満宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。