京都市左京区の知恩寺で、古本まつりが行われているということで、見に行ってきました。
古本まつりに訪れたのは、今回が初めてです。
目当ての本が、どれくらい安くで買えるのか、期待しながら知恩寺に向かいました。
境内にあふれる古本たち
知恩寺は、京阪電車の出町柳駅から東に10分ほど歩くと到着します。
正面には、京都大学があるので、この辺りは、とても活気がありますね。
駅伝で有名な百万遍の交差点もちょうどこの辺りです。
知恩寺に近づくにつれて、歩道の脇の古本まつりの幟が増えていきます。
近くの古書店の店頭にもお買得の古本が並んでいましたよ。
知恩寺の入口に到着。
どこからどう見ても、間違いなく古本まつりが行われているのがわかります。
2012年の秋の古本まつりは、10月31日から11月4日までです。
時間は、午前10時から午後5時まで。
境内に入ると、一面、古本で埋め尽くされていました。
学生の方だけでなく、買い物帰りに寄ったと思われる主婦の方や年配の方も皆、棚に並ぶ古本を物色しています。
段ボール箱にも、たくさんの本が置かれていましたよ。
出品されている本は、文庫や新書といった気軽に読める本の他に専門書や図鑑など多種多様です。
サザエさんやYAWARAなど一昔前の漫画の本もありました。なかなかマニア受けしそうな品揃えです。
古本の値段は、出品している古書店によって異なっています。
最もお得だなと感じたのは、文庫と新書が1冊100円、7冊まとめ買いで500円で販売しているお店です。
文庫も新書も小さな本なので、7冊程度なら持ち帰るのも苦になりません。
私も文庫と新書を穴が空くのではないかというくらい時間をかけて物色しましたよ。
しかし、お目当ての本はなかなか見つかりません。
本が、出版社順とか作家順で並んでいるわけではないので、探すのが大変です。
でも、これが古本を探す時の醍醐味でもあります。
境内は、出品している古書店ごとに区分けされており、会計は、それぞれの古書店で行います。
CDや絵はがきなども出品されていました。
CDは、あまり最近のものはありませんでしたが、すでにCDショップでは置いていないような古いものはたくさんありましたよ。
年配の方があれこれとCDを探していました。
もう一度聞きたいあの名曲が見つかるといいですね。
境内の写真を撮ることも忘れ、あれこれと古本を物色すること1時間以上。
結局、1冊も買わずに帰宅してしまいました。
今思えば、7冊500円なのだから、あまり深く考えずに気になる本をまとめ買いしておけば良かったと、少しばかり後悔しています。
なお、古本まつりの詳細については、京都古書研究会のホームページをご覧になってください。