京都市東山区のJR東福寺駅近くの住宅街を歩いていると、勝林寺というお寺を発見しました。
もちろんお参りする予定はなかったわけですが、時間があったので、境内に入ってみることに。
境内に植えられたハス
勝林寺の入口の石段は、住宅と住宅に挟まれるようにあります。
石段の両脇には、毘沙門天と書かれた青色の幟が多数。
説明書によると、勝林寺は、天文19年(1550年)に創建されたそうです。
東福寺の塔頭(たっちゅう)で、毘沙門天を祀っていることから東福寺の毘沙門天と呼ばれているとか。
石段を上り切り境内に入ります。
境内には夏らしくハスがいくつも植えられていました。
すぐにハスを観賞したいところですが、まずは本堂に参拝。
ハスは、植木鉢の中に植えられています。
数は10以上あったと思います。
薄ピンク色のハスの花が、太陽に照らされています。暑そうですが、まだ花弁はみずみずしさを保っていました。
仲良く並んで咲いているハスの花。もう少し花が開いていると良いのですが。
こちらは、まずまず開いていましたが、花弁がしおれてきています。
つぼみもまだまだたくさんあったので、しばらくはハスの花を楽しめそうですね。
薄ピンク色の花が目立ちますが、白色の花も咲いていました。
まさに純白。汚れがありませんね。
柵で仕切られた庭園
ハスを観賞した後は、庭園を観ることに。
とは言えっても、柵で囲まれているので、中に入ることはできません。
柵の外から見ただけなので、よくわかりませんが、カエデの木が多く植えられているようでした。
なので、秋になると紅葉がきれいなのではないでしょうか。
庭園の中に灯籠が置かれていました。
説明書に「境内には一切経を埋めた石塔が建てられている」と書いてあります。
他に石塔が見当たらないので、これのことなのでしょうね。
勝林寺は、本堂へのお参りはいつでもできるようですが、文化財などは通常非公開です。
ただ、特別公開が行われることがあるので、その機会に拝観することができるようです。
秋にも特別公開が行われるそうなので、きれいな紅葉を見ることができるのではないでしょうか。
夏の日の昼下がりに何気なく訪れた勝林寺。
思いもよらない場所でハスを観賞できたので、ちょっと得した気分です。
なお、勝林寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。