京都市下京区に建つ東本願寺は、境内を濠が囲んでいます。
その濠では、毎年夏になると、ハスとスイレンが花を咲かせます。
ということで、7月初旬に東本願寺にハスとスイレンを見に行ってきました。
南の濠のハスはつぼみ
京都駅から北に5分ほど歩くと、東本願寺に到着します。
まずは、南側の濠を見に行くことに。
ここには、ハスがたくさんあり、大きな緑色の葉が水面を覆い尽くしていました。
しかし、残念なことにハスの花が全く見当たりません。
しばらく濠のハスを見ながら、花を探してみたのですが、やはり咲いていませんね。
なんとかハスのつぼみだけは見つけることができました。
そろそろ咲き始めそうな感じなのですが、正午頃でつぼみの状態なので、まだ咲かないのでしょうね。
東の濠のスイレン
次は、スイレンを見るために東の濠に向かいます。
スイレンは、ハスと違って、たくさん咲いていました。
ただ、こういうのも何ですが、濠に咲くスイレンは、あまりきれいには見えませんね。
水面に所狭しと葉が敷き詰められているような感じが、そう思わせているのでしょうか。
とは言え、咲いているスイレンの花は、きれいな形をしていましたよ。
東本願寺のスイレンは、上の写真に写っているように白色のものばかりでした。
歩道から水面までの距離があるため、花を間近で見れず、もどかしいです。
そんなことを思いながら、何気なく正面を向くと、京都タワーが見えました。
東本願寺の塀とともに見る京都タワーは、なかなか味がありますね。
しばらく京都タワーを眺めながら、東の濠の側の歩道を歩いていると、思わぬことに気づきました。
実は、この歩道の路面材は、東本願寺の御影堂に使用されていた明治瓦8,000枚を再利用しているそうです。
こんなところでも、リサイクルの取り組みが行われているんですね。
この日は、ハスの花を見ることができませんでしたので、代わりに横断歩道にあるハスの噴水を撮影しておきました。
暑い夏の日は、上に向かって出ている水を見ているだけでも涼しく感じます。
ハスの花弁の先から、したたり落ちる水も清涼感がありますね。
噴水の側では、ハトが2羽休憩していました。
どうやら彼らも涼みに来ているようです。
ハトと言えば、東本願寺の入口では、ハトのエサが売られています。
どのハトも人に慣れているので、エサをあげるとたくさん寄ってきますよ。