毎年6月15日は、京都市東山区の智積院(ちしゃくいん)で青葉まつりが行われます。
この日は、普段、拝観料が必要な庭園を無料で鑑賞することができるお得な日となっています。
もちろんこの機会を逃すのはもったいないので、曇り空の中、智積院を訪れました。
金堂にお参り
智積院は、京阪電車の七条駅から東に5分ほど歩いた辺りに建っています。近くには、三十三間堂や国立博物館などがあり、付近一帯は、観光街となっています。
東山七条の交差点前にある門が智積院の入口ですが、ここからは境内に入ることができません。
参拝者は、ここから南に少し歩いた場所から境内に入ります。
境内に入り、長い参道を通って金堂へ向かいます。
普段は、金堂の外からお参りするのですが、青葉まつりということで、中に入ってお参りすることができました。
中には、金色の大きな大日如来が祀られています。大迫力の大日如来さまをしっかりと拝んでおきました。
金堂の隣の明王殿では、福引も行われており、多くの参拝者の方がチャレンジしていました。
名勝庭園のサツキの刈込
金堂にお参りした後は、庭園へ向かいます。
庭園の入口近くには宝物館もあり、長谷川等伯などの障壁画が展示されています。もちろん青葉まつりの日は、宝物館も無料で入れます。
それでは、名勝庭園に入ります。
智積院の庭園は、利休好みの庭と呼ばれており、中国の廬山を模して造られたと伝えられています。
通路脇には、クチナシの花が咲いていました。
建物の入口で靴を脱ぎ、中に入ります。
そして、縁側へと進み、座りながら庭園を鑑賞。
たくさんのサツキの刈込がありますが、花はあまり咲いていませんでした。
比較的多くの花を咲かせていたのが、下の写真に写っているサツキです。
白色のサツキも咲いていました。
庭園の奥に配された築山は、こんな感じです。
丸く刈り込まれたサツキは、ほとんど緑色でした。
名所庭園を鑑賞した後は、順路に従い、建物内を拝観。
中庭には、枯山水庭園があります。
建物内には、他にも襖絵などがあり、鑑賞することができました。ただし、写真撮影は禁止です。
玄関には、たくさんの草履が並んでいます。
全て、お坊さんのものなのでしょうか。
大きな一文字手水鉢(ちょうずばち)もありました。
最後にもう一度名勝庭園を眺めて、建物から外に出ました。
なお、智積院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。