京都市伏見区の数ある桜の名所の中で、いち早く花を咲かせるのが長建寺の糸桜です。
糸桜は、ソメイヨシノが咲き始める頃に見ごろを迎えるので、できるだけ早く桜を見たいという方にとっては、おすすめです。
見ごろを迎えた2本の糸桜
長建寺は、京阪電車の中書島駅から北に5分ほど歩いた辺りに建っています。
赤い塀と竜宮門が目印です。
長建寺は、本尊として弁財天を祀っています。
京都市内で、弁財天を本尊としているのは長建寺だけだとか。
まずは、その弁財天が祀られている本堂にお参り。
本堂の近くには、お参りされる方のために静かにするようにという注意書きがありました。本堂の写真撮影も禁止と書かれています。
他にも境内には、長建寺に訪れる人のマナーが悪くなっていることを示す注意書きがいくつかありました。
以前は、このような注意書きはなかったのですが、境内に入っても本堂にお参りしない人が増えているようですね。
お寺や神社に訪れた際は、最初に本堂や本殿にお参りをするのがマナーです。
境内に植えられている糸桜は、2本あります。
まずは、背の低い糸桜を見ることに。
十分に見ごろの状態ですね。
でも、背が低いので、上から降り注ぐような迫力はありません。
あと何年経てば、そのような糸桜に育つのでしょうか。
次は、背の高い糸桜を観賞。
こちらは、良い枝垂れ具合です。
角度を変えて見ると、シャワーのように桜の花が降り注いでいるようです。
近くに寄って見る糸桜もきれいです。
なお、糸桜は京都御苑内の近衛邸跡にもたくさん植えられています。
陽光桜とソメイヨシノ
長建寺の境内には、糸桜の他にも様々な桜が植えられています。
とても背が高く、ピンク色の花を咲かせる陽光桜は、見ごろでした。
色の濃い花は、ソメイヨシノのような薄い色の花とは、また違った味わいがあります。こういった桜が1本あるだけで、華やかさが変わってきますね。
ソメイヨシノは、3分咲き程度の状態でした。
椿も見ごろ
桜の季節は、椿も美しい花を咲かせます。
長建寺には、いろいろな種類の椿が植えられています。
ピンク色の八重や一重の椿、花が大きく真っ赤な椿、絞りが入った椿などなど。
花が汚れてしまっている椿もありましたが、全体的にどれも見ごろを保っていました。
なお、長建寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。