二条城に梅を観に行った3月中旬の同じ日に神泉苑に訪れました。
神泉苑にも梅があるということを知ったのが訪れた理由です。
今回の記事では、神泉苑を紹介しますが、先に述べておくと、梅は咲いていましたが、私が見た限りでは1本だけでした。
冬から春へ移りゆく境内
神泉苑は、二条城のすぐ近くに建っています。
最寄駅は、地下鉄二条城前駅ですが、JR二条駅からも歩いて行くことができます。
延暦13年(794年)に桓武天皇が平安京の造営に際し、大内裏の南の沢沼を開いたのが神泉苑の始まりです。
その名は、常に清泉が湧きだすことから付けられました。
境内に入ると、池の前にサザンカの生け垣があります。
花はだいぶ散って寂しい姿になっていました。
地面には、散ったピンク色の花弁がたくさん。
目的の梅は、境内の東に植えられています。
写真だとどれが梅の木かわかりにくいですが、通路の右側にある少し背の高い木が梅の木です。
パッと見た感じでは、3分咲きから5分咲き程度の咲き具合です。
でも、上の方の枝には、比較的多くの花が咲いており、少しずつ見ごろに近づいているようです。
青空と淡いピンク色の花がよく似合っています。
でも、植えられている梅はこの1本だけのようです。
探せば他の場所にもあるのかもしれませんが、私が気づいたのは1本だけでした。
少し残念ですが、仕方ありませんね。
たくさんの梅を観に行くなら、二条城に行った方が良いでしょう。
梅を観た後は、境内の西へ。
ここには、鯉塚と亀塚が置かれています。
それぞれには、鯉と亀が彫られています。
そして、神泉苑と言えば、境内の中央にあるきれいな池が有名です。昔は、貴族がこの池で舟遊をしたとも伝えられています。
また、平安時代に空海と守敏(しゅびん)が雨乞い対決をした舞台としても知られています。
これについては以下の過去記事で紹介していますので、ご覧になってください。
晴れた日は、池の水面が鏡のようになります。
朱色の反り橋もくっきりと水面に映り込みます。
4月になれば、さらに満開の桜も水面に映り華やかになります。
今はまだ枝だけの桜の木ですが、境内は梅が咲いたりと少しずつ春らしくなってきているので、あともう少しで桜の花が咲くにぎやかな景色に変わることでしょう。
その頃にまた神泉苑に訪れたいですね。
なお、神泉苑の詳細については以下のページを参考にしてみてください。