毎年1月4日に京都市左京区の下鴨神社で蹴鞠始めが行われます。
蹴鞠始めは、水干、袴、烏帽子を着た平安時代の貴族のような鞠人が、鞠を蹴る遊びを再現したものです。
今まで蹴鞠を観たことがなかったので、一度は観ておこうと思い、2012年1月4日に下鴨神社に参拝してきました。
観覧者がいっぱいで何も見えず
蹴鞠始めは、午後1時30分から行われる予定。
私が下鴨神社に到着したのは、その5分ほど前でした。
ちょうど蹴鞠を行う鞠人たちが、本殿へと入っていくところでした。
蹴鞠が行われるのは、舞殿近くです。
やはり、たくさんの参拝者で境内は埋め尽くされていました。
人垣の最後方からだと、蹴鞠の様子が全く分かりません。
近くで観覧されていた方の話によると、蹴鞠が行われるのは2時からとのこと。
それまでは神事が行われるので、蹴鞠が始まるまで境内を散策することに。
参道には、からあげ、漬物、たこ焼きなどのお店がたくさん出ていました。
もう1月だというのに紅葉がちらほらと残っていました。しかし、さすがにどの葉も元気はありませんでした。
雪が舞う中での蹴鞠
そろそろ2時になる頃なので、再び境内へ向かいます。
さっきよりも人が多くなっていました。
蹴鞠は3時まで行われるので、その間に人が減っていくだろうと思い、人垣の後ろで待機。
鞠を蹴る音や掛け声は聞こえるのですが、まったく見えません。
でも、10分くらい過ぎたあたりから、帰る人がちらほらと現れ、徐々に人垣の前の方へと進むことができました。
そして、観覧者の頭越しに蹴鞠を見ることができました。
しかし、多くの方がカメラを頭上に構えて撮影するので、なかなか見えません。
蹴鞠が始まって20分ほど経った時にやっと見やすい位置まで進むことができました。
鞠が高く蹴り上げられています。
蹴鞠は、鞠が地面に落ちた後も何度も繰り返されます。
平安時代の貴族たちは、宮中でこのような優雅な遊びをしていたんですね。
蹴鞠の観覧後は、休憩所でしょうが湯をいただきました。
1杯300円。
麦芽糖入りのしょうが湯を飲むと、体の中がポカポカと温かくなってきます。
しょうが湯は、冬の京都の寒さには、ぴったりの飲み物ですね。
しょうが湯を飲んで体が温まった後、再び境内に蹴鞠を観に行きました。
蹴鞠が終わりに近づいてきたところで、雪が舞い始めました。
そのおかげで、人が少なくなり、前の方で蹴鞠を観ることができました。
鞠人たちも、さぞ寒かったことでしょうね。
今回、初めて下鴨神社の蹴鞠始めを観たのですが、蹴鞠を観るだけなら、開始時刻に訪れる必要はないですね。
2時15分頃に下鴨神社に到着すれば、人も減り始めて見やすいです。
ちなみに有料拝観席も用意されています。
人ごみに紛れるのが嫌だという方は、有料観覧席で見ても良いのではないでしょうか。
料金は2,000円です。
最後に下鴨神社に飾られていた大きな辰の絵馬の写真を掲載しておきます。
なお、下鴨神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。