京都市右京区の嵯峨野の北に建つ化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)。
ここは、秋になると境内がモミジの赤色で彩られることで有名です。
JR嵯峨嵐山駅から歩くこと20分。
紅葉が見ごろを迎えた化野念仏寺に到着です。
参道からモミジがお出迎え
化野念仏寺の入口に到着すると、良い感じで色付いたモミジが出迎えてくれました。
この日は晴天だったため、青空を背景にモミジの赤色が一層鮮やかに見えました。
これだけ色付いていると境内の紅葉も期待できそうです。
さっそく受付で拝観料500円を納めて境内に入りました。
西院の河原の紅葉
拝観順路は、境内を時計回りに進むように指定されています。
最初に目にするのは苔の庭です。
あれ?参道に比べてカエデがまだ緑色です。
苔の緑色と真っ赤なモミジが見たかったのですが、ここは色付きが遅いようです。
まさか他のカエデも、まだ色付いていないのではないかと心配しましたが、どうやら紅葉が遅いのは苔の庭だけのようです。
隣のカエデは、オレンジ色や赤色にきれいに色付いていました。
大きな仏舎利塔の近くのカエデもまずまずの色付きです。
まだ下の方が緑色なので、もっと鮮やかに色付きそうです。
境内で最も紅葉が美しいのは、西院(さい)の河原の周囲のカエデです。
化野は、昔、鳥辺野(とりべの)、蓮台野と並び京都の三大葬送地でした。
境内にある約8,000体の石仏と石塔は、化野に葬られた無縁仏とされています。
何か境内で紅葉を観賞するのがためらわれてしまいますね。
西院の河原には入ることはできますが、中での写真撮影は禁止です。他に水子地蔵も撮影が禁止されています。
西院の河原の紅葉を見た後は、本堂にお参り。
この辺りのカエデは色付き始めでした。
竹の小径は、青々としています。近くのカエデも黄緑色だったので、まるで初夏のような景色でした。
ちなみに竹の小径を進んでいくと六面体地蔵が祀られています。
こちらにもお参りしておきましょう。
下の写真に写っているのは、西院の河原の入口付近の釣鐘です。
手前のカエデが真っ赤に色付いていました。
モミジの輪から十三重石塔を撮影。逆光だったので、モミジがキラキラと輝いていました。
そして、出口の拝観受付に到着。
門を出て、最後に1枚、参道の紅葉の写真を撮影して化野念仏寺を後にしました。