京都府八幡市の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)の摂社に狩尾神社(とがのおじんじゃ)という神社があります。
所在地は、石清水八幡宮から西に15分ほど歩いた辺りで、最寄駅は京阪電車の橋本駅になります。
この狩尾神社では、毎年10月25日に狩尾社祭が行われます。
そこで2011年10月25日に狩尾神社に訪れてきたので、狩尾社祭の模様をお伝えします。
熱湯が降り注ぐ湯立神事
橋本駅から山を上っていくと、中腹に小高い丘が現れます。
この丘の下に狩尾神社の石造の鳥居が建っています。
鳥居をくぐって石段を上り境内へ。
狩尾社祭が行われるのは午前10時。
私が到着した時は、ちょうど開始時刻でした。
境内は100名ほどの参拝者で埋め尽くされています。
神社の方が本殿に拝礼をして祭事が始まります。
拝殿には、鯛、野菜、果物などのお供えがずらっと並べられています。
これらのお供えが順に神前へと運ばれていきます。
全てのお供えが神前に並べられた後、拝殿で舞が奉納されます。
優雅な音に合わせて巫女さんが、ゆっくりとした動きで舞います。
途中で、刀を鞘から半分抜き、そのままの状態で舞が続きます。
そして、刀を鞘から全て抜くと、舞が今までよりも激しくなります。
拝殿での舞の奉納が終わった後は、湯立神事です。
湯立神事は、事前に2つの黒い窯で湧かされた熱湯を境内に振りまく神事です。
窯で湧かされたお湯がタライに入れられ、神前に供えられます。
そして、いよいよ熱湯を振りまく時がやってきました。
私は、窯から離れた場所で観覧。
なぜなら、熱湯が頭上に降り注いでくるからです。
でも、本来ならこの熱湯にかかることが大切なんですけどね。
湯立神事の模様は、以前に石清水八幡宮で体験しており、過去記事にもしていますので、ご覧になってください。狩尾社祭の湯立神事も基本的に石清水八幡宮と同じです。
湯立神事の後、関係者の方が本殿に拝礼し、行事が終了です。
時間は約1時間ほどでした。
この他にも狩尾社祭は、町内の子どもたちによる子ども神輿もあるそうですが、そちらは観覧しませんでした。
最後に狩尾神社境内から眺めた景色を写真に収めておきました。
この日は、天気が曇りだったので、あまり良い眺めとは言えませんね。
方向は、狩尾神社の南東なので、大阪府の高槻市や茨木市になります。