京都は、9月に入っても、気温はそれほど涼しくなりませんが、町の風景を見ていると、少しずつ秋が近付いているのを感じます。
特にお寺や神社の建物越しに空を見上げると、夏から秋へ季節が移り変わっているのがわかります。
9月上旬に訪れた左京区の南禅寺と真如堂も、秋の気配を感じさせてくれました。
南禅寺から見上げた空は高かった
地下鉄蹴上駅から北東に5分ほど歩くと、南禅寺に到着します。
境内に建つ大きな三門を見上げると、青空が広がっていました。
秋が近づくと、空が高く感じますね。
南禅寺には、過去に何度も訪れているのですが、今まで全く気付かなかったものがありました。
それは、山門の右前にある大きな灯籠です。
上の写真で見ると、大きさがわかりませんが、実際に見ると3メートルはありそうでした。
灯籠には近付くことができないので、詳しい高さはわかりませんが、一目見れば、通常の灯籠よりもかなり大きいことがわかります。
水路閣のカエデの葉は、まだ緑色です。
真っ赤に染まるのは2カ月以上先でしょうね。
方丈越しに見た青空も秋の気配を感じさせてくれました。
これで気温が30度を越える日が減ってくると、散策しやすくなるのですが。
夏の終わりを感じさせる真如堂
南禅寺から北西に15分ほど歩き真如堂へ。
こちらでも、三重塔を見上げると秋の気配を感じさせる空に平べったい雲が浮かんでいました。
三重塔の前のサルスベリは、盛りを過ぎています。
夏の終わりを感じさせますね。
三重塔の向かいには、アサガオが植えられていました。
さすがに午後に訪れたので、花は咲いていませんでした。
真如堂は、南禅寺と同様に紅葉の名所として知られています。
本堂の左のカエデは、紅葉の時期になると大人気です。
カエデの枝にはびっしりと緑色の葉が付いています。
このままのボリュームを保って紅葉すると、見事なモミジになりそうですね。
以上が9月上旬に訪れた南禅寺と真如堂の様子です。
まだ、この時期は観光で京都に訪れる方が少ないので、どちらの境内ものんびりと散策することができました。
このようにのんびりと散策できるのも9月中旬くらいまでで、下旬の連休あたりから京都は、観光や旅行で訪れる方で賑わってきます。
人混みが苦手な方は、本格的な観光シーズンが到来する前の9月に京都に訪れてみてはいかがでしょうか。