京都市東山区の知恩院は、壮大な三門が建っていることで有名なお寺です。
その三門周辺は、春になると桜の花が満開になります。
もちろん三門の他にも境内のいたるところに桜が植えられているので、春にはお花見に訪れたいお寺ですね。
見頃を迎えた三門周辺の桜
知恩院の入り口にあたる三門は、その壮大さから、多くの観光客の方が立ち止まって見上げていきます。
特に春は、三門周辺の桜が開花し、壮大さに加えて華やかさも加わります。
石段を上り三門の前まで来ると、脇に植えられている桜が満開に近付いていました。
これだけ咲いていれば、十分に見頃と言えますね。
友禅苑の枝垂れ桜
三門をくぐるとそのまま直進して石段を上ってしまいそうになりますが、すぐに右に曲がってください。
すると友禅苑の拝観受付があります。
多くの方が、この友禅苑に気付かないようです。
友禅苑の拝観料金は300円。
方丈庭園との共通拝観券が500円なので、こちらを購入する方がお得です。
ちなみに方丈庭園の拝観だけだと400円です。
友禅苑の中は、あまり観光客の方がいません。
午後3時くらいに入場したとは言え、境内の参拝者の数に比べると相当少ないです。10人程度しかいませんでした。
友禅苑で観てほしいのが、2本の枝垂れ桜です。
満開の枝垂れ桜と華頂山と青空が調和して爽やかでした。
柵で囲まれている枝垂れ桜には「美幸」と書かれています。どうやら、この枝垂れ桜の名前のようですね。
2本の枝垂れ桜の北側には、三門が雄大に建っています。
普段とは違う角度から三門を眺めるのは、なかなか新鮮です。
方丈庭園の桜
友禅苑の拝観後は、石段を上って、御影堂(みえいどう)の前を過ぎて方丈庭園へ。
方丈庭園の拝観受付前にある桜は、五分咲きから七分咲き。
方丈庭園には、大方丈、小方丈、権現堂(ごんげんどう)、山亭庭園といった建物や庭園があります。
それらの建物や庭園には、それぞれ1本ずつ程度、桜の木が植えられています。
下の写真は、大方丈付近の枝垂れ桜です。
そろそろ見頃を過ぎ始めたようで、風が吹くと花弁が白砂の上にひらひらと舞い落ちていきます。
小方丈の桜は五分咲き。
その他の桜も大体五分咲きから七分咲きでした。
拝観受付付近の桜と方丈庭園内の桜の咲き具合が、ほぼ同期しているようなので、庭園に入場する前に受付前の桜の咲き具合を確認しておくと良いでしょう。
まだまだたくさんある桜
知恩院の桜は、三門周辺、友禅苑、方丈庭園だけでなく、境内のいたるところに植えられています。
下の写真に写っているのは、境内の西にある勢至堂という建物付近に植えられている枝垂れ桜です。
幹がかなり曲がっていて、折れてしまうのではないかと思ってしまいますが、枝にはたくさんの花を付けています。
三門をくぐって石段を上った先にある阿弥陀堂付近の桜は、良い感じで咲いていました。
知恩院を出る時は、三門ではなく、境内の北側にある黒門から退出しましょう。
黒門付近の塀沿いにもたくさんのソメイヨシノが植えられています。
知恩院参拝後に観ておきたいですね。
知恩院の拝観時間は午後4時までです。
あまり遅い時間に訪れると忙しなくなるので、午前中に訪れるのがよいですね。
なお、知恩院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。