京都市山科区の随心院では、3月だけ境内の小野梅園が公開されます。
小野梅園の特徴は、薄紅色の「はねずの梅」が多数植えられていることです。
通常の梅は、2月から咲き始めるのですが、はねずの梅は、遅咲きのため3月から咲き始めます。
3月15日、そろそろ見頃に近付いているであろう「はねずの梅」を観に随心院を訪れました。
はねずの梅はつぼみだらけ
随心院は、地下鉄小野駅から東に10分ほど歩くと到着します。
目当ての小野梅園は、総門をくぐった右手にあります。
梅園の外からでも、咲いている梅と咲いていない梅の差がはっきりとわかりますね。
どうやら全体的に三分咲きといった感じです。
梅園の入り口で拝観料を納めて入園。
入ってすぐのところに「名勝 小野梅園」の石柱があります。
まずは、はねずの梅がたくさん植えられている辺りに行ってみました。
目の前には、真っ赤なつぼみをびっしりとつけた梅の木がたくさんあります。
どうやら、はねずの梅の見頃はまだまだ先のようですね。
紅梅の中で、花を付けていたのは下の写真に写っている梅だけでした。
写真だとわかりにくいですが、この紅梅の花は、人差し指の爪ほどの大きさしかありません。
紅梅以外の梅は見頃
はねずの梅が、つぼみばかりだったのは残念でしたが、それ以外の梅は見頃を迎えていました。
この日、一番きれいに咲いていたのは、下の写真に写っている薄いピンク色の梅でした。
花が非常に大きいです。500円玉よりも大きいですね。
下の写真の白梅は、もう少しで見頃を迎えそうです。
先ほどのピンク色の梅に比べると花は小さめですが、枝に密集して咲いているので、ボリュームがあります。
花は、ややピンク色です。
やや黄色い白梅も、もう少しで見頃を迎えそうですね。
小野梅園には、上で紹介した梅以外に枝垂れ梅など、様々な種類の梅が植えられています。
梅園内の梅を隅から隅まで、じっくりと観察していると、ピンク色と白色の花を咲かせている梅の木を発見しました。
上の写真の左側がピンク色、右側が白色です。
1本の木に2色の花を付ける梅の木が存在するんですね。
下の写真の梅も変わっていて、幹の近くに集中して白い花を咲かせています。
遠くから見ると、まるで白いキノコが生えているようですよ。
一通り、梅園の梅を観た後は、山を背景に梅園全体を眺めてみました。
やはり、全体的につぼみが多いですね。
おそらく見頃は、3月20日以降になるのではないでしょうか。
なお、随心院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。