2月11日は雪が降ったので、雪景色を観れるのではないかと思い、京都市伏見区の城南宮に訪れました。
この日は、城南宮七草粥の日でもあったので、七草粥をいただいた後、神苑を散策。
結論から先に言うと雪はほとんど積もっておらず、期待した雪景色は見れませんでした。
平安の庭から春の山へ
城南宮の神苑は、大きく分けると北と南の庭からなります。
通常は、北西の春の山から北東の平安の庭へと進み、南の室町の庭、桃山の庭、城南離宮の庭を拝観します。
ところが、この日は、境内の建物の工事の影響で、北東の平安の庭から神苑に入り、春の山に進み、再び平安の庭に戻って来て、南の庭へと向かうようになっていました。
では、さっそく平安の庭に入場。

平安の庭
平安の庭の見どころは、萩、オミナエシ、紅葉。
いずれも秋が見頃なので、冬は殺風景でした。
平安の庭に1本だけある紅梅がつぼみをつけていましたが、見頃はまだ先ですね。

紅梅
それでも、いくつか紅い花が咲いていたので、写真を撮っておきました。
花弁には、解けた雪のしずくが付いています。

濡れた紅梅の花
平安の庭は、さすがに冬なので見るものが少ないですね。
次は、春の山へ。
春の山はその名のとおり、春に咲く花がたくさんあります。
平安の庭の紅梅とは違い、春の山の白梅は満開に近い状態です。

白梅
近くに寄って見ると、枝にはたくさんの花が付いていました。

近寄って見た白梅の花
春の山のみどころは、枝垂れ梅がたくさん植えられた梅林です。
しかし、訪れた時期が早すぎたため、枝しかない状態でした。

見頃はまだまだ先の梅林
梅林の見頃は、例年、2月下旬から3月中旬とのこと。
なお、満開の梅林は、「ちょいぶら日記 (MOMO ☆ 空 日記)」さんの下記記事に掲載されている写真をご覧になってください。
冬を感じさせる桃山の庭と変わらない城南離宮の庭
神苑北側の拝観後は南側へ。
南側の神苑で最初に目にするのは池泉回遊式庭園の室町の庭です。
室町の庭の見どころは、紅枝垂れ桜、ツツジ、藤。
どれも春が見頃なので、冬の室町の庭はもの悲しい感じです。
- 室町の庭
室町の庭にも梅が植えられているのですが、こちらの梅は、つぼみだけの状態です。

室町の庭の梅
この日、神苑内で冬を最も感じたのは、桃山の庭でした。
地面が茶色。

桃山の庭
茶色い地面は土ではなく芝生です。
普段は青々としているのですが、さすがに年中緑色の状態を保つことはできないようですね。
桃山の庭とは異なり、一年中、ほとんど変化がないのが枯山水庭園の城南離宮の庭です。

城南離宮の庭
城南宮に訪れてすぐに塀越しに城南離宮の庭を覗いた時は、うっすらと雪が積もっていたのですが、拝観時には完全に解けていました。
雪景色を観るのは、意外と難しいですね。
なお、城南宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。
2011年3月8日追記
満開の枝垂れ梅が咲く神苑に訪れました。写真は以下の記事に掲載しています。