京都市北区には、小高い丘のような山があります。
この山は船岡山と呼ばれており、そこには織田信長を祀っている建勲神社(たけいさおじんじゃ)が建っています。
今回の記事では、境内に雪が積もった建勲神社を紹介します。
太陽の光で輝く雪が積もった屋根
建勲神社へは、市バスの建勲神社前(けんくんじんじゃまえ)で下車し、南に10分ほど歩くと到着します。
建勲神社の大鳥居は、台湾阿里山産の紅檜でできています。
紅檜は、入手が困難だそうです。
この大鳥居は、「木造明神型白木造(みょうじんがたしらきづくり)」と呼ばれる技法で作られています。
この技法で造られた鳥居としては、京都府下で最大だとか。
大鳥居をくぐり、東参道から境内へ向かいます。
鳥居付近は雪が少なかったのですが、参道に入ると結構積もっていますね。
参道脇にある灯篭にも、たっぷりと雪が積もっています。
緩やかな石段を上り、山頂の境内に到着。
境内の真ん中の方の雪は解けてなくなっていましたが、端の方には、まだ雪が残っています。
この日は、晴天だったので、空もくっきりとした青色でした。
手水舎を過ぎて、石段を上り拝殿へ。
高いところに行けばいくほど、雪が残っています。
本殿の屋根にも雪が残っていましたが、上の方は解けていますね。
本殿の前にある神門の屋根の上には、まだたっぷりと雪が残っていました。
太陽の光が当たると屋根がキラキラと光り出します。
まるでゲレンデのような輝き方で、眩しかったです。
しかし、太陽に照らされると少しずつ雪が解けていきます。
輝く雪の美しさは、はかないものですね。
境内から大文字山を眺める
お参りを済ませ、境内を一通り散策した後は、京都市街を眺めることに。
建勲神社の拝殿前からは、京都市の東の風景を楽しめます。
正面に見える貴賓館の屋根に積もった真っ白な雪とその上の真っ青な空。
こういった雪と青空の景色は、冬ならではのものですよね。
貴賓館の後ろに見える山は大文字山です。
この日は空気が澄んでいたので、大文字山がくっきりと見えました。
写真ではわかりにくいですが、「大」の字の部分に雪が少し積もっています。
もっと雪が降れば、真っ白な大文字が見れそうです。
きっと、五山送り火の時は、真っ赤に燃えた大の字がくっきりと見えるんでしょうね。
なお、建勲神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。