紅葉の名所鷹峯(たかがみね)には、いくつかのお寺が建っています。
どのお寺も秋の紅葉シーズンになると観光客の方で賑わいます。
江戸時代に本阿弥光悦が、徳川家康に鷹峯の地を寄進され、後にお寺となった光悦寺も紅葉が美しい名所のひとつです。
入り口と参道の紅葉
光悦寺の入り口に到着すると、赤やオレンジに色づいてきたカエデが出迎えてくれます。
入り口だけでも、かなり紅葉がきれいなので、期待が膨らみます。
少し長めの参道の左右にも、たくさんのカエデが植えられており、紅葉のトンネルができていました。
この参道を歩いているだけでも、十分に紅葉を楽しむことができますね。
参道の先には受付があり、拝観料300円を納めて、境内に入ります。
それでは、いざ境内へ。
鷹峯の雄大な景色
受付を済ませた後、本堂にお参り。
境内の紅葉は、この日11月25日が見頃といった感じでした。
竹を菱型に組み合わせた光悦垣付近のカエデもいい色になっていました。
光悦垣の奥の茶室大虚庵を囲むように植えられているカエデも、なかなか風情があります。
光悦垣の正面には長椅子が置かれており、数名の拝観者の方が休憩しています。
その後ろのカエデは、鮮やかな赤色。
このカエデが、私が訪れた日の光悦寺で、一番きれいな紅葉でした。
境内の一番南側には、本阿弥庵と呼ばれる茶室があります。
紅葉狩りに疲れたので、ここで少し休憩。
目の前には鷹峯三山の雄大な景色が広がります。
光悦寺に訪れた時刻は正午頃だったので、太陽が真上にあり、逆光になって鷹峯三山が少し煙っているように見えました。
鷹峯三山は、東から鷹ヶ峰、鷲ヶ峰、天ヶ峰と並んでいます。
上の写真に写っているのは、鷹ヶ峰と鷲ヶ峰です。
1枚の写真に3つとも収めることはできませんでした。
それにしても鷹峯三山は、本当に雄大です。
高雄の神護寺から眺める景色も見事でしたが、鷹峯も負けていませんね。
鷹峯三山の写真をきれいに写すなら、午前中に光悦寺に訪れた方がいいでしょう。
太陽が東にある間は、きれいな青空を背景に鷹峯三山を撮影できると思います。
境内の散策の後は、収蔵庫で、宝物を鑑賞してきました。
光悦寺の拝観者は、入場無料です。
高村光雲作の本阿弥光悦像も置かれていますよ。
収蔵庫での宝物の鑑賞後、来る時に通った参道から退場。
参道脇の緑色の苔の上に落ちたモミジを見ると、秋もそろそろ終わりに近づいてきたと感じますね。
なお、光悦寺の詳細については、以下のページを参考にしてみてください。