京都市は山に囲まれているので、周囲のどこかの山に登れば、京都市街を眺めることができます。
有名な所では、将軍塚がありますね。
他にもいろいろとあるのですが、今回の記事では東山散策のついでに訪れることができる正法寺からの京都市街の眺めを紹介したいと思います。
京都霊山護国神社方面へ
正法寺に行くには、東大路通から約400メートルの坂道を上らなければなりません。
一言で東大路通といっても南北に長いので、間違わないように注意してください。
上り始めるのは、高台寺付近の京都霊山護国神社(きょうとりょうぜんごこくじんじゃ)に向かう坂道です。
高台寺の少し南に行くと以下の写真に写っている京都霊山護国神社の鳥居がありますので、この鳥居を目印に坂道を上って行ってください。
鳥居から京都霊山護国神社までは、結構急な坂道なので、神社に到着した時には、息が上がってしまいます。
ここまで来れば正法寺まであと僅かなのですが、一度、神社で休憩した方がいいでしょう。
京都霊山護国神社には、坂本竜馬など幕末維新で活躍した人物のお墓があるので、休憩のついでにお墓参りをしてもいいですね。
京都霊山護国神社の向かいには、霊山歴史館もあります。
幕末維新の資料を観ることができます。
休憩するなら、霊山歴史館の方がいいかもしれません。
さらに急な坂道を進む
霊山歴史館の辺りには、数台のタクシーが止まっています。
ここまで来るのにタクシーを利用する観光客の方も多いようですね。
確かにここまで歩いてくるのは疲れます。
残り100メートルほどの坂道は、今まで以上に急です。
さすがにこの坂を見ると引き返したくなりますが、ここまで来て帰るわけにはいきません。
ゆっくり少しずつ時間をかけて、遂に頂上に到達。
頂上の左手に石段があるので、これを上れば正法寺に到着です。
石段の途中には、民家に混ざって霊明神社が建っています。
霊明神社は文化6年(1809年)に創建された神社で、幕末には長州藩とも縁があったとか。
そして、石段を上りきると遂に正法寺の門が現れました。
ここまで来た時には、汗だくでノドもカラカラ。
持っていたスポーツドリンクを一気に飲み干して、いざ境内へ。
正法寺の境内には、本堂と庫裡(くり)が残っているだけで、人の気配も感じられません。
かなり古びたお寺のようです。
そんなことよりも、ここからの京都市街の眺めはなかなかのものです。
8月上旬の炎天下の中、ここまで歩いてきましたが、この眺めを見ると疲れが一気に消えていきます。
夕暮れ近くの京都市街の眺めは、なかなか趣がありますね。
最初に東山散策のついでに訪れることができると書きましたが、ついでではなく、正法寺に来ることも計画に入れて東山散策をした方が良さそうです。
なお、正法寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。