青葉まつりの日は名勝庭園が無料で拝観できる・智積院

毎年6月15日は、東山区の智積院(ちしゃくいん)で、弘法大師と興教大師の誕生会法要である青葉まつりが行われます。

この日は、収蔵庫と名勝庭園が無料で拝観できるということなので、智積院に行ってきました。

雨の中行われた青葉まつり

2010年6月15日は、あいにくの雨。

雨天でも青葉まつりが行われるのかどうかわからなかったのですが、智積院に到着するとたくさんの観光客の方が訪れていたので、雨でも行われることがわかりました。

青葉まつり

青葉まつり

しかし、私が訪れた正午頃は、祭りが終盤に差し掛かっており、どういった内容だったのかわかりませんでした。

結局、青葉まつりの方は、火が炊かれているのを見ただけで終わってしまいました。

最初から参加するためには、午前10時に訪れないといけなかったようです。

長谷川等伯の障壁画が展示されている収蔵庫

中途半端に青葉まつりを見た後は、収蔵庫に向かいました。

収蔵庫

収蔵庫

収蔵庫には、桃山文化を代表する長谷川等伯の障壁画が展示されています。

収蔵庫内は、撮影禁止です。

収蔵庫では、音声ガイドを聴くことができましたので、その内容を少しばかり紹介しておきます。

収蔵庫内の右側には、6枚の障壁画と2枚の大きな障壁画が展示されています。長谷川等伯の傑作の一点と言われる「松に秋草の図」で、松の大きな幹を骨組みとして大自然の生命力を力強く描いた作品です。

左側の障壁画は、等伯の子の久蔵が25歳の時に描いた2本の桜を中心とした「桜の図」が展示されています。また、その隣には、若くして亡くなった久蔵を弔うために描いたとされる等伯の「楓の図」も展示されています。

他にも入り口付近には、等伯の門人が老松を主題として描いた「雪松の図」が展示されています。

どの障壁画も木を主題としたもので、桃山時代をテーマとした時代劇に出てくるような感じでした。

たくさんのサツキが植えられた庭園

収蔵庫の中を鑑賞した後は、名勝庭園の鑑賞。

名勝庭園入り口

名勝庭園入り口

雨は降っていましたが、たくさんの方が庭園へと向かっていました。

庭園に到着すると、池を中心に植えられたサツキが見頃を迎えていました。

手入れされたサツキ

手入れされたサツキ

これで雨が降っていなければ、じっくりとサツキを鑑賞できたのにと思っていたところ、建物に入って庭園を眺めることができるのに気付きました。

これは助かります。

建物内へ

建物内へ

靴を脱ぎ傘を置いて、畳に座りながら庭園を鑑賞。

この庭園は、利休好みの庭というそうで、池には大きな鯉が泳いでいました。

利休好みの庭

利休好みの庭

ピンク色やオレンジ色の花をたくさん付けたサツキもきれいですが、緑色の葉が混ざっているサツキもそれはそれで自然な感じがして邪魔には感じませんね。

利休好みの庭2

利休好みの庭2

建物の左端に行くと庭園全体を眺めることができます。

ここから見る庭園は、他の場所から見るよりも広く感じますね。

利休好みの庭3

利休好みの庭3

智積院の庭園は、上で紹介した利休好みの庭だけでなく、枯山水庭園もあります。

枯山水庭園

枯山水庭園

枯山水庭園にもサツキが植えられていますが、利休好みの庭と比べると謙虚な感じがしますね。

名勝庭園の拝観時に入った建物は金堂だったのですが、庭園の他に襖絵なども鑑賞できました。

なお、智積院の詳細については、以下のページを参考にしてみてください。

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