どこかに旅行に行く時、誰でも旅の安全を祈ることでしょう。
京都市左京区には、交通安全と旅行安全のご利益がある神社が建っています。
その神社は、交通神社です。
京都旅行の安全祈願に立ち寄っておきたいところです。
須賀神社と同じ場所に建つ交通神社
交通神社は、平安神宮の北、聖護院の南に建っています。最寄駅は、京阪電車の神宮丸太町駅です。
交通神社の鳥居の前には、左に交通神社、右に須賀神社と刻まれた石柱があります。
この神社は、交通神社のはずなのにどうして須賀神社となっているのでしょうか。
須賀神社は、康治元年(1142年)に鳥羽天皇の皇后の美福門院が平安神宮近くに建てた西天王社が始まりです。
素戔鳴尊(すさのおのみこと)を主神として五柱を祀っています。
現在地に移ってきたのは、大正13年(1924年)のことで、この時にはまだ交通神社は存在していませんでした。
交通神社というくらいですから、自動車が発明されて以降に創建されたと想像できます。
正しくは、昭和39年(1964年)に須賀神社の祭神のうち外敵を防いだという逸話がある久那斗神(くなどのかみ)を合祀して誕生したのが、交通神社ということになります。
境内に入るとわかりますが、交通神社と須賀神社は一つの社殿に祀られています。
同じ社殿に二つの神社があるから、鳥居の左右に交通神社と須賀神社の名前が刻まれていたんですね。
交通神社の社殿の左手にも小さな神社があります。
白龍大明神と稲荷大明神です。
こちらの神様は、商売繁盛、金運のご利益を授けてくれるそうです。
交通神社と須賀神社同様、二神が一つの社殿に祀られているのが興味深いですね。
交通神社では、その名の通り、交通安全のお守りを授かることができます。
「追突除」や「シートベルト御守」といったお守りが、なかなかユニークですね。
これらのお守りの写真が掲載されたホームページを探してみたのですが、シートベルト御守の写真を掲載しているホームページは見つかりませんでした。
他のお守りは、DigiStyle京都さんに写真が掲載されています。
直接該当ページにリンクすることができませんので、ご覧になる場合には、トップページ>観光情報>京都のお守り・おみくじ>京のお守り・おみくじVOL4>今月のおまもりとクリックしていってください。
旅行で京都にお越しになる際には、京都滞在中の無事を祈願しに交通神社に立ち寄ってみてはいかがですか。
なお、交通神社の詳細については、以下のページを参考にしてみてください。