6月中旬に京都市上京区の梨木神社に参拝した後、東隣の廬山寺(ろざんじ)にも参拝しました。
廬山寺は、紫式部が源氏物語を執筆した地と伝わっています。
昨年は、大河ドラマの主人公が紫式部だったことから廬山寺もよく賑わっていましたね。
工事中の慶光天皇陵
廬山寺には、地下鉄の今出川駅から南東に約8分歩くと到着します。
京阪電車の出町柳駅からだと南西に徒歩約10分です。
寺町通に面する廬山寺の山門。

山門
山門には、ここが紫式部の邸宅だったことを示す案内があります。
山門の奥に建つ元三大師堂。

元三大師堂
まだ梅雨だというのに空は夏のようであります。
それでは、元三大師堂にお参りをしましょう。
お参りを済ませ境内を散策。

境内
この日は、境内にトラックが止まっていました。
ひっそりと咲くクチナシの花。

クチナシ
クチナシは、初夏から梅雨にかけて、たまに見かけます。
紫式部と大貮三位(だいにのさんみ)の歌碑。

歌碑とカエデ
歌碑の近くのカエデの緑色が清々しいですね。
歌碑の後ろの塀の奥には源氏庭があります。
そろそろキキョウがきれいに咲いている頃ですね。
源氏庭の南側の参道を進みます。

南側の参道
足元には、黒い板が何枚も敷かれていました。
工事車両が進むために敷いているようです。
境内の東側は、来る人がほとんどおらず、いつも静かです。

境内の東側
この付近には、慶光天皇陵があるのですが、工事が行われている最中でした。

工事中の慶光天皇陵
近くの案内によると、慶光天皇陵以下1陵15墓外溝柵改修工事のようで、2025年9月30日まで工事が行われる予定だそうです。
境内に止まっていたトラックや参道に敷かれていて黒い板は、この工事のためのものだったんですね。
また、工事が終わった時に見に来ることにしましょう。
再び境内の西側に戻って来ました。

南側の山門
南側の山門から廬山寺を出ましょう。
この日は、ちらほらと参拝者の姿が見られましたが、普段とそれほど変わらず境内は静かでしたよ。
東山や嵐山といった有名な観光地は人が多いですが、京都御苑周辺は混雑しないのが良いですね。
廬山寺を出て、少し南に歩いたところに建つマンションの玄関付近に植わっているアジサイがきれいに咲いていました。

マンションのアジサイ
あまりに美しかったため、思わず写真を撮ってしまいましたよ。
今年の京都の梅雨は短かったので、アジサイは例年より早く見ごろを終えそうですね。
なお、廬山寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。