3月末に京都市左京区の要法寺に桜を見に行った後、東に約5分歩き、満足稲荷神社に参拝しました。
満足稲荷神社には立ち寄る予定はなかったのですが、境内に一重の紅枝垂れ桜が植えられていることを思い出し、そろそろ見ごろを迎えているのではないかと思い参拝することにしました。
美しく咲いた紅枝垂れ桜
満足稲荷神社には、地下鉄の東山駅から北に約3分歩くと到着します。
南側の鳥居の近くにやって来ると、オオシマザクラが咲いていました。

鳥居付近
でも、まだ花数が少なめですね。
近くに電柱があってオオシマザクラが見にくいのが残念であります。
鳥居をくぐって境内に入ります。
正面には、松と拝殿。

拝殿
そして、拝殿の後ろに本殿が建っています。

本殿
それではお参りをしましょう。
豊臣秀吉が朝鮮出兵の前にお稲荷さんに祈願したところ、初戦は連戦連勝だったことから大いに満足し、伏見城にお稲荷さんを祀ったことが当社の始まりです。
現在地に移転したのは、元禄6年(1693年)のことです。
本殿の東側に植わっている紅枝垂れ桜は、思ったとおり見ごろを迎えていましたよ。

紅枝垂れ桜
満開ですね。
どうやら見ごろの最盛期のようです。

紅枝垂れ桜と鳥居
良い時期にお参りできました。
紅枝垂れ桜と言えば、遅咲きの八重紅枝垂れ桜を目にすることが多いです。
また、早咲きの枝垂れ桜は白色が多く、ソメイヨシノの見ごろ前に紅枝垂れ桜を見ることは意外と少なく感じますね。

紅枝垂れ桜の枝先
紅枝垂れ桜の枝先と拝殿。

紅枝垂れ桜と拝殿
本殿を背景に見る紅枝垂れ桜。

紅枝垂れ桜と本殿
まだ背が低いので、これからもっと大きくなりそうです。
満足稲荷神社に紅枝垂れ桜があることは、それほど知られておらず、この日も参拝に来ているのは私以外に2人だけでした。
他の参拝者の方も、特に紅枝垂れ桜を見に来たといった感じはなかったですね。
もちの木さんと岩神さんの前で黒光りする狛狐。

狐
この狛狐はコン吉といいます。
ちなみに向かいにいる狛狐は、ツネ松です。
来る時に見た鳥居付近のオオシマザクラは、境内から眺めた方がきれいに見えますね。

神馬とオオシマザクラ
上の方は花が多く、華やかになっていましたよ。
満足稲荷神社の紅枝垂れ桜は、3月末に満開になっていました。
見ごろは4月4日頃まで続いたのではないでしょうか。
なお、満足稲荷神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。