元日に京都市東山区の方広寺に参拝した後、南東に約7分歩き、智積院(ちしゃくいん)を訪れました。
智積院は、真言宗智山派の総本山で、東山七条に広い境内を持っています。
特に冬は、木々の枝から葉が落ち、景色を見やすくなるので、境内がより広く感じられます。
元日の境内を歩く
智積院には、京阪電車の七条駅から東に約7分歩くと到着します。
市バスだと、「東山七条」からすぐです。
入り口に到着。
元日の空は晴れ、太陽が境内全体を明るく照らしていました。
参道の両脇の木々は、枝だけとなり、視界が良くなっていますね。
参道の奥には、大きな金堂が見えます。
智積院には、参道や金堂の周囲に多くの梅が植えられていますが、まだどの梅の木もつぼみが膨らんでおらず、開花しそうにありません。
智積院の梅は、毎年2月から3月中旬頃に楽しめますよ。
それでは、金堂にお参りをしましょう。
中には、大日さまが祀られています。
私が、金堂の外から賽銭箱にお金を投げ入れてお参りすると、他の方も同じように賽銭箱にお金を投げ入れて外からお参りしていました。
金堂の中には、誰でも入れるのですが、どうやら私が入らなかったので、他の方も遠慮したようです。
金堂の南側に建つ明王殿には、不動明王が祀られていますよ。
境内の南側の智積院会館。
その近くに植えられているカエデには、まだモミジが残っていました。
モミジは、12月の冷え込みが厳しかったためかオレンジ色をしています。
鐘楼堂の周囲も冬らしい風景となっていますね。
人が少ない境内を北に向かって歩きます。
そして、石段を上り大師堂の前にやって来ました。
大師堂には、真言宗の開祖の弘法大師空海が祀られています。
大師堂から東の石段を上ると、少し開けた場所に出ます。
その中央には、密厳堂(みつごんどう)が建っています。
密厳堂は、開山堂とも覚鑁堂(かくばんどう)とも呼ばれ、真言宗中興の祖の興教大師覚鑁の像を祀っています。
密厳堂から少し離れた場所にあるやや小さなお堂は、求聞持堂(ぐもんじどう)です。
文殊堂や護摩堂とも呼ばれ、本尊として虚空蔵菩薩が祀られていますが、他にも文殊菩薩と不動明王も祀られていますよ。
密厳堂や求聞持堂がある敷地には入れないこともあることからか、ここまで来る参拝者はほとんどいません。
元日も、ここにいたのは私だけでした。
密厳堂がある敷地から金堂に戻る際、石段を下りました。
人がいない石段をゆっくり下りていると無心になれましたよ。
元日の智積院は、普段より、やや人が多かったように見えましたが、境内はとても静かでした。
空も晴れていて、新年に良いお参りができました。
この後は、新熊野神社に参拝します。
なお、智積院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。