1月中旬に京都市左京区の寂光寺に参拝した後、北西に約3分歩き、大蓮寺を訪れました。
大蓮寺は、夏のハスがよく知られています。
ハスが咲く頃は、それを見ようと訪れる参拝者の姿がありますが、その他の季節に大蓮寺を訪れる人は少なめです。
冬は特に人が少ないですが、境内ではソシンロウバイが黄色い花を咲かせるので、寒い時期にもお参りに行きたいお寺であります。
冬の無人の境内
大蓮寺には、地下鉄三条京阪駅、または京阪電車の三条駅から北東に約10分歩けば到着します。
大蓮寺の山門前にやって来ました。
人の気配が感じられず、外からでも境内が無人だとわかります。
境内に入ると、夏にたくさんの花を咲かせていたハスのプランターが並んでいました。
見るからに冬の景色であります。
境内の中央に建つのは本堂。
その本堂の前には、「あんさん阿弥陀如来」と刻まれた石柱が立っています。
大蓮寺は、慶長5年(1600年)に専蓮社深誉上人が下京区に建てたのが始まりです。
法然上人の専修念仏の教えを旨とする浄土宗のお寺で、戦時中の強制疎開で現在地に移転しました。
江戸時代前期に後光明天皇が安産の祈願を勅命し、孝子内親王が無事誕生したことから、以来、安産勅願所として女性の信仰を集めるようになりました。
そのため、本堂に祀られている本尊は、あんさん(安産)阿弥陀如来と呼ばれています。
それでは、本堂にお参りをしましょう。
本堂の前に座る布袋さま。
夏は暑そうにしているなと思うのですが、冬に見るとお酒を飲みすぎたのかなと思ってしまいます。
布袋さまの近くでは、冬らしくサザンカが赤い花を咲かせていました。
本堂の左前に植えられているソシンロウバイは、まだ咲き始めたばかり。
つぼみばかりで、咲いている花がとても少なかったです。
どうやら見に来る時期が早かったようですね。
ソシンロウバイの近くでは、センリョウが小さな実をたくさんつけていました。
センリョウの実も、冬によく目にしますね。
プランターに混ざってひっそりと立つタヌキ。
こちらは、本当にお酒を飲んで酔っ払っているように見えます。
冬本番の寒い中、まだモミジが1枚だけ残っていましたよ。
大蓮寺のソシンロウバイは、1月中旬では、まだ咲き始めでした。
この様子だと見ごろを迎えるのは、1月25日以降になりそうですね。
大蓮寺を出た後は、平安神宮に参拝します。
なお、大蓮寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。