10月中旬に京都市左京区の真如堂に参拝しました。
真如堂は、四季折々の植物を見られる寺院で、10月は赤門近くに植えられているスイフヨウがきれいに咲きます。
今回の参拝は、そのスイフヨウを見ることが目的であります。
真如堂の秋の花
真如堂には、市バス停「錦林車庫前」から西に5分ほど歩くと到着します。
赤門は境内の西に建っているので、スイフヨウを見るなら、さらに3分ほど西に歩かなければなりません。
赤門が建つ参道の前にやってきました。
参道の入り口では、まだ萩が咲いていましたよ。
見ごろはそろそろ終わりそうです。
萩の後ろには、スイフヨウが一列にたくさん植えられています。
スイフヨウは、朝は花が白色なのですが、夕方になると赤色に変化します。
それが、まるでお酒に酔っているようだということから、酔芙蓉と名付けられたと言われています。
赤門近くのスイフヨウは、たくさんの花を咲かせていました。
私が訪れたのは、午後2時前だったので、白色の花が多かったです。
でも、上の写真に写っている花のように徐々に赤色になっている花が目立ちましたよ。
また、前日に咲いた花は、翌日にはしぼんで丸くなっているのですが、その色は真っ赤です。
赤門をくぐります。
緩やかな石段を東に向かって上ると三重塔が建っています。
三重塔は、少し前まで工事が行われ、足場が組まれていたのですが、今は工事が終わり足場も撤去され元の姿に戻っていますよ。
さらに参道を進むと、本堂が建っているのでお参りをしましょう。
真如堂は、正式には真正極楽寺(しんしょうごくらくじ)といいます。
現在の本堂は、享保2年(1717年)に再建されており、京都市内の天台宗本堂では最大規模であります。
写真だと、そんなに大きくは見えませんが、奥行きがあるので、正面からではなく斜めから見ると、とても大きな建物だとわかりますよ。
本堂の南側を歩きます。
この辺りにも、たくさんの萩が植えられていましたが、花はほとんど咲いていませんでした。
9月下旬に訪れていれば、萩の花がたくさん咲いていたでしょうね。
本堂の裏にやってきました。
こちらは、地面にコケがびっしりと生えており、カエデの葉とともに緑色の空間となっています。
この緑色の風景を見ていると、心が落ち着きます。
再び本堂の前にやって来ました。
境内でも、スイフヨウが咲いていましたよ。
来た道を戻り、参道の入り口にやってきました。
ムラサキシキブも、実をたくさん付けています。
その名のとおり、実が紫色です。
ムラサキシキブの後ろでは、ムクゲが咲いていました。
ムクゲと言えば、大福くらいの大きさの花を咲かせるのですが、真如堂の参道の入り口に植えられていたムクゲの花は腕時計ほどの大きさしかありませんでしたよ。
10月中旬の真如堂では、秋の花を見ることができました。
カエデの葉も少しずつ赤く色づき始めていたので、1ヶ月後には美しい紅葉を見られそうです。
なお、真如堂の詳細については以下のページを参考にしてみてください。