毎年12月になると嵐山で開催される嵐山花灯路。
2017年の開催期間は12月8日から17日までです。
嵐山花灯路は、過去に何度か見に行っており、今年も初日の12月8日に見てきました。
と言うことで、今回の記事では、嵐山花灯路初日の模様をお伝えします。
凍てつく夜の嵐山を照らす光
嵐山花灯路では、二尊院付近から渡月橋の南側まで、嵐山の広い範囲で様々な展示を見ることができます。
最寄駅は、JR嵯峨嵐山駅、京福電車の嵐山駅、阪急電車の嵐山駅です。
どこでも都合の良い駅で降りて、嵐山花灯路のパンフレットをもらって会場へと向かいましょう。
今回は、阪急嵐山駅から北上することに。
いつも阪急嵐山駅からスタートしてるんですけどね。
その阪急嵐山駅では、嵯峨中学校の生徒さんが製作した露地行灯が展示されています。
旅行者や観光客を温かく迎えてくれているような灯りであります。
阪急嵐山駅から最初に向かったのは法輪寺です。
この日は、夕方から強い雨が降ったので嵐山花灯路は中止になるのではないかと思ったのですが、どうやら雨天でも一部の展示は見れるようです。
午後5時を過ぎた頃に雨の勢いはおさまり、見上げると雲がどこかに行ってました。
それでも、小雨がパラパラと降り寒かったです。
山門から石段を上り法輪寺の境内に入ります。
本堂が幻想的に照らし出されていますね。
本堂の中ではライブが行われていました。
雨のせいで人が少なかったのですが、そのおかげで澄んだ歌声が境内に響き渡り、とても聴きやすかったですよ。
法輪寺では、ストーブが焚かれており、アップルティーも用意されていました。
紅茶とストーブのおかげで、体が温もってきました。
法輪寺を出て渡月橋を渡ります。
嵐山花灯路期間は、左側一方通行です。
例年だと、渡月橋が大混雑するのですが、さすがに雨の日に嵐山花灯路を見る人は少なく、渡月橋がとても空いていました。
ライトアップされた嵐山は幻想的ですが、青い光を見ていると余計に寒く感じますね。
こちらは、宝厳院(ほうごんいん)のライトアップです。
夜間拝観は500円。
紅葉は、まだ残っていましたが完全に見ごろを過ぎていました。
それでも、ライトアップされると、まだまだ紅葉はきれいですね。
縁結びの野宮神社(ののみやじんじゃ)にやってきました。
夜に神社に参拝すると、願い事が叶いそうな気がしますね。
参拝者に縁結びの神さまが降りてきますように。
野宮神社から北に向かい、小倉あん発祥の地にやってきました。
ここには、広い空地が残っており、そこに嵯峨美術大学のナイトギャラリーが展示されていました。
空に浮かぶ巨大行灯がまるで熱気球のようです。
嵐山花灯路の会場の歩道には、行灯が無数に置かれています。
行灯は、様々な形をしたものが用意されています。
これら行灯を見て廻るのも、嵐山花灯路の楽しみのひとつですね。
常寂光寺の山門の前には、活花の展示。
活花も、嵐山花灯路の定番です。
ちなみに常寂光寺も夜間拝観が行われており、拝観料は500円です。
常寂光寺から南に歩き、小倉池にやってきました。
小倉池のほとりに建つ御髪神社もライトアップされていましたが、こちらに参拝する人はほとんどいませんでしたよ。
嵐山花灯路で必ず見ておきたいのが竹林です。
幾本もの真っ青な竹が下から照らされる光景は、冬の夜をさらに寒く感じさせますね。
今年の竹林のライトアップは、昨年よりも灯りが弱かったように思います。
嵐山花灯路初日は、小雨が降ったりやんだりを繰り返し、気温がかなり下がりました。
ただでさえ冬の嵐山は寒いのですが、この日はいつも以上に凍てつく夜でした。
嵐山花灯路を見に行かれる方は、温かい服装で出かけてください。
カイロも持って行った方が無難です。
顔がとても寒いので、マフラーやマスクもあった方が良いですよ。