8月下旬。
京都市下京区の五條天神宮に参拝しました。
五條天神宮には、過去に何度か訪れていますが、最後に参拝したのはずいぶん前ですね。
本殿の裏に建つ末社
五條天神宮は、地下鉄五条駅から北西に10分ほど歩いた辺りに建っています。
西洞院通に面する東側の鳥居が本来の入り口なのでしょうが、今回は、北の鳥居から境内に入ることにしました。
境内には、数台の車が駐車してありました。
五條天神宮は、境内の一部を駐車場として貸し出しているようですね。
北の鳥居から境内に入ると、右側に本殿が現れます。
本殿の手前には、左右にサカキの木が1本ずつ植えられています。
東の鳥居近くにある手水鉢。
龍の口から流れ出す水を柄杓にすくって、両手と口を清めます。
8月も終わりが近づいていますが、まだ夏の暑さは残っているため、水がひんやりとして気持ちよかったです。
それでは本殿にお参りをしましょう。
五條天神宮は、以前は天使の宮と呼ばれていました。
祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなびこなのみこと)、天照大神です。
農耕、病気退散、医薬の神さまとして信仰されてきただけでなく、禁厭(きんえん)の神さまとしても崇められてきました。
ちなみに禁厭とは、まじないのことです。
五條天神宮は、それほど有名な神社ではありませんが、牛若丸と弁慶が出会った神社という伝承が残っています。
一般的には、五条大橋が2人の出会いの地とされていますけどね。
五條天神宮は、狭い神社で本殿以外は目立つものがありません。
でも、本殿の裏に行くと、末社がたくさんあるのです。
本殿の裏に回ると、筑紫天満宮があります。
天満宮なので、学問の神様の菅原道真を祀っているのでしょう。
近くには、天満宮らしく牛もいましたよ。
本殿裏のちょうど真ん中には、福部神社、金刀比羅神社、大国主神社、白太夫神社が、ひとつの祠に祀られています。
さらに稲荷大明神、猿田彦神社、弁財天も仲良く並んでいます。
本殿だけでなく、末社にもお参りをしておけば、たくさんのご利益を授かれそうですね。
本殿と末社にお参りを済ませたので、境内から出ることに。
帰りは東の鳥居をくぐりました。
東側の鳥居の方が立派ですね。
なお、五條天神宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。