4月10日に京都府八幡市の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)を訪れました。
この日は、午後1時から30年ぶりに島原太夫道中が催されるということで、それを見るのが目的です。
今回の島原太夫道中は、石清水八幡宮の社殿が国宝に指定されたことを記念したものだそうです。
三の鳥居から本殿へと進む
石清水八幡宮へは、京阪電車の八幡市駅からケーブルに乗車して男山の山上に登るのがおすすめです。
参道を歩いて行くこともできますが、坂道になっているので足腰が弱い方はケーブルを使った方が良いですね。
午後1時に三の鳥居の前に到着。
ここから本殿に向かって島原太夫道中が行われます。
予定から約20分遅れて、和装の人々が参道に現れました。
いよいよ島原太夫道中の始まりです。
先頭を行く和装の女性。
その後ろに赤い衣装の禿(かむろ)が続きます。
禿の後ろからゆっくりと進むのが太夫です。
今回の島原太夫道中では、司太夫さんと長女の葵太夫さんが参加しています。
ゆっくりとゆっくりと島原太夫道中が続きます。
三の鳥居付近から、今度は参道の中ほどに移動して再び島原太夫道中を観覧します。
太夫の足さばきは、「内八文字」と呼ばれる独特のものです。
足を前に出したかと思うと、ややひねりを加えます。
そして、再び足を前に出して歩いて行きます。
何とも優雅な行列であります。
太夫道中を観覧したのは今回が初めてだったので、感動ものです。
三の鳥居から本殿までは約150メートルあります。
参道を1時間ほどかけてゆっくりと進んでいくのかと思ったのですが、そんなには時間はかかりませんでした。
動作は非常にゆっくりとしていましたが、歩む速度は意外と速いようです。
行列が自分の前を過ぎて本殿へと進んでいったので、これで島原太夫道中の観覧は終了です。
この後は、境内で舞を奉納したそうですが、前売券を購入していなかったので、どのような舞だったのかはわかりません。
石清水八幡宮で島原太夫道中が今後も行われるのかどうかはわかりません。
春の恒例行事となると良いのですが。
なお、石清水八幡宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。