毎年2月3日は、京都市上京区の護王神社で節分大祭が行われます。
護王神社の節分大祭は、午後2時から落語奉納と歌唱奉納、節分祭が行われた後、午後3時頃から豆撒式が始まります。
私が護王神社に到着したのは午後3時で、ちょうど豆撒式が始まろうとしていた頃でした。
鬼やらい
護王神社は、地下鉄丸太町駅から北に5分ほど歩いた辺りに建っています。
東側の鳥居の前には、節分大祭の案内が出ていました。
鳥居をくぐって境内に入ると、すごい人だかり。
拝殿を中心に境内は、豆撒式に参加しようとしている人々で混雑していました。
護王神社は、割と広い神社なのですが、これだけ参拝者が集まると狭く感じますね。
境内を赤鬼が歩いていました。
赤鬼は、子供たちを驚かしながら、うろうろとしています。
青鬼も登場。
青鬼も赤鬼同様に子供たちを驚かしています。
鬼たちが子供たちを驚かしている間に拝殿では豆撒きの準備が行われます。
そして、準備が完了したところで、鬼たちが本殿の前に集まってきました。
これから豆を投げつけられるとも知らずに本殿前に建っている鬼たち。
そして、拝殿から豆を投げつけられた鬼たちは、これは堪らないとばかりに逃げていきました。
鳴弦弓神事と四方奉射ノ儀
鬼やらいに続いて鳴弦弓神事です。
拝殿から本殿に向かって神職の方が座り、弓の弦を鳴らします。
次に四方奉射ノ儀です。
北東、南東、南西、北西に向かって矢が4回放たれます。
放たれた矢を受け取った方は、持ち帰ることができます。
私も矢を取ろうと思ったのですが、矢が飛んだ方向が少しずれていたので、残念ながら取ることができませんでした。
福豆福餅撒き
いよいよ参拝者お待ちかねの福豆福餅撒きの始まりです。
年男、年女、厄年の方々が拝殿の上で、豆撒きの準備をしています。
落語奉納と歌唱奉納をされた落語家と歌手の方も豆撒きに参加していますね。
そして、「福はーうち」と掛け声をかけながら豆がまかれました。
護王神社の豆撒きは、激しいですね。
参拝者たちが、福豆や福餅をもらおうと拝殿に殺到します。
福餅の中には、当たりが入っているものもあり、それを拾った方は社務所で景品と交換してもらえます。
だから、福餅の取り合いがとても激しく、5人ほどの方が将棋倒しになって私の前に倒れてきました。
厄除けや無病息災を願って節分大祭に参加したのに怪我をしたのでは意味がありません。
あまり豆撒きに熱中し過ぎない方が良いですね。
どうにかこうにか、福豆、福餅、みかんを取れました。
福餅は、はずれでしたが、これだけ取れたのですから申し分ありません。
護王神社は足腰の守護神ですが、豆撒式に参加したことで下半身が鍛えられたかもしれませんね。
豆まきの疲れを癒すために戦利品のみかんを食べながら、護王神社を後にするのでした。
なお、護王神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。