京都市左京区を流れる賀茂川のほとりには、たくさんの桜が植えられています。
ほとんどがソメイヨシノで、橋の上から薄いピンク色の花が満開になっているのを見ると、なんとも言えない爽快感があります。
でも、賀茂川に来たらソメイヨシノの桜並木だけでなく八重紅枝垂れ桜の並木も見ておきたいですね。
賀茂川沿いでも、半木(なからぎ)の道と呼ばれる辺りに、八重紅枝垂れ桜がたくさん植えられており、春になると、多くの観光客の方で賑わいます。
八重紅枝垂れ桜のトンネル
半木の道の南の入口付近に到着すると、たくさんの人が、散歩していました。
雲がほとんどない晴天だったこともあり、観光客の方が、いつもよりも多かったですね。
八重紅枝垂れ桜が見ごろを迎えています。
遊歩道を歩きながら見る八重紅枝垂れ桜もきれいですが、少し離れて見るのも、花が重なり合ってボリューム感があり見ごたえがあります。
とは言え、やはり、桜のトンネルに入って見たくなるのが人情というものです。
多くの観光客の方に混ざって私も桜のトンネルに入ってみました。
頭上を覆う桜が、トンネルの中をピンク色の染めています。
晴れている日には、桜の屋根が良い日除けになります。
桜とともに見る賀茂川の流れも爽やかですね。
半木の道からはずれて、今度は賀茂川の真ん中から八重紅枝垂れ桜の並木を眺めることに。
ここからの眺めも見事です。
川につかって写真を撮影しているわけではないですよ。
賀茂川には、ところどころに飛び石があり、対岸に移動できるようになっています。
その飛び石の上から上流に向かって撮影したのが下の写真です。
下流に向かって撮影するよりも川が流れている感じがわかりやすいですね。
でも、長い時間、飛び石の上で撮影していると、他の方の迷惑になってしまいます。
私も写真を撮ることに夢中になって、後ろに数人の方が待っているのに気づきませんでした。写真撮影の際は、周りに注意を払う必要がありますね。
私が訪れた時は、ほとんどの八重紅枝垂れ桜が見ごろを迎えていましたが、中には、色が白くなってそろそろ散りはじめそうなのもありました。
どこまでも続いていそうな八重紅枝垂れ桜のトンネルですが、そんなことはなく終わりがあります。
いつまでも見続けたい景色ですが、そういうわけにもいきません。
20分ほど桜を見た後、半木の道を後にしました。