京都市内の早咲きの桜は、いろいろとありますが、思わず立ち止まって見とれてしまうのが、京都市左京区にある長徳寺のオカメ桜です。
見ごろを迎えるのは3月20日頃と、まだ桜の気分になっていない時なので、鮮やかなピンク色のオカメ桜を見ると、驚いてしまうんですよね。
私が長徳寺に訪れたのは、3月22日でした。
例年ならちょど良い頃です。
早くも散り始めている長徳寺のオカメ桜
長徳寺は、京阪電車の出町柳駅からすぐの場所に建っています。
オカメ桜が植えられているのは、門前です。
道路に面しているため、意識しなくても鮮やかなピンク色の花が目に飛び込んできます。
やはり予想通り、満開になっていますね。
と思ったのですが、もう散り始めていて、ボリュームがなくなっていました。
2013年は、3月に入って急激に気温が上がったため、どこも桜の開花が例年よりも早くなっています。
長徳寺のオカメ桜もいつもより早く開花したようですね。
風が吹くと、ひらひらと小さな花が地面に落ちていきます。
3月22日は、京都でソメイヨシノが開花した日なのにオカメ桜は、終わりに向かっています。
ちょっと気になったのが、例年ならたくさんのハチが花の蜜を吸いにやってくるのですが、今年は1匹もいませんでした。
ハチも急激な気温上昇のせいで、桜の開花に気づいていないのでしょうか。
鴨川
長徳寺のオカメ桜を見る前に立ち寄ったのが、鴨川でした。
こちらに植えられているオカメ桜も盛り過ぎ。
まだ枝にはたくさんの花が残っていましたが、満開の時に比べるとやはりボリュームがないですね。
鴨川のオカメ桜には、メジロが数匹やってきていましたよ。
写真に収めようと思ったのですが、動きが速くて断念しました。
オカメ桜の近くには、枝垂桜も植えられています。
枝垂れ桜は、咲き始めたばかりですね。
遠くからでも、枝が薄っすらとピンク色になってきているのがわかります。
とは言え、枝垂れ桜の真下に来てみると、ほとんど枝だけの状態ですね。
多くのつぼみが、そろそろ咲こうかどうか迷っているような感じで、花弁は見えているものの、開かずにいる状態。
でも、今年の陽気からすると、この枝垂れ桜もすぐにたくさんの花を付け、1週間もすれば満開になっているかもしれませんね。
出町柳駅に向かうと、駅の入口近くで椿が咲いていました。
桜の時期は、椿も咲く時期なので、お花見に京都に訪れた時は、こちらにも注目です。