久しぶりに京都市中京区の壬生寺(みぶでら)にお参りしてきました。
特にこれといった理由があったわけではありませんが、境内に弁財天が祀られていることに気付いたので、2013年が巳年ということもあり、短い時間ではありましたが、参拝しておきました。
金運上昇のご利益
壬生寺は、阪急電車の大宮駅から南西に10分ほど歩いた辺りに建っています。
壬生寺の入口にやってきましたが、人の気配がありません。
壬生狂言が行われる節分の日には、大勢の参拝者で賑わうのですが、1月中旬だと、あまり積極的に訪れる方はいないようですね。
壬生寺というと、幕末に新撰組が、近くに屯所を構えた関係から大砲や鉄砲、剣術などをの訓練を行った場所として有名ですね。
本堂は、昭和37年(1962年)に焼失しましたが、昭和45年に再建されました。
それでは本堂にお参り。
弁財天は、境内の北に祀られています。
弁財天は、金運上昇のご利益があります。
資本主義の世の中ですから、お参りしておいて損はないでしょう。
弁財天を祀る弁天堂の前の手水場からは、その地下から引いた水が亀の口から流れ出ていました。
飲むことはできないそうです。
弁財天の隣の水掛地蔵にもお参りをしておきましょう。
御堂の中には、大きな板のような石を彫って造られたお地蔵さんが祀られています。
そのお地蔵さんに水をかけてお参りをすると、願い事をひとつだけ叶えてくれるそうです。
弁天堂の東に建つ阿弥陀堂は、新撰組隊士の墓がある壬生塚の入口となっています。
壬生塚への入場料は100円です。
今回は、中に入りませんでした。
新撰組局長の近藤勇(こんどういさみ)の胸像もありますので、新撰組に興味がある方は、一度は入っておくと良いですよ。
阿弥陀堂の東には、夜啼き地蔵が祀られています。
夜啼き地蔵は、その名のとおり幼児の夜泣きにご利益があると伝えられています。
他に病気平癒のご利益もあるとのこと。
壬生寺を立ち去る前に入口近くにある一夜天神堂も見ておきました。
壬生は、菅原道真が大宰府に流される前に親戚を訪ねて一夜を明かし、別れを惜しんだ地と伝えられています。
一夜天神は、江戸時代に壬生寺の支院である寂静庵の託願上人が、夢の中で菅原道真のお告げを受けて、刻んだものだとか。
一夜天神は、一夜にして知恵を授かると信仰されているようで、学業上達のご利益があるそうですよ。
一夜天神の隣には、サザンカの花が咲いていました。
冬の寒さの中で咲くサザンカは、なんともたくましく見えますね。
なお、壬生寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。