7月21日に八坂神社に八坂礼拝講を見に行った後、三条烏丸に向かいました。
この日から、祇園祭は後祭の宵山期間に入ります。
後祭に登場する山鉾は11基で、前祭(さきまつり)の山鉾の半分くらいしかありません。
そのためか、後祭の宵山は、比較的人が少なく落ち着いて山鉾を見て歩くことができます。
鈴鹿山
三条烏丸には、地下鉄の烏丸御池駅から南に3分ほど歩くと到着します。
時刻は午後7時30分に近づき、空が薄暗くなってきました。
山鉾の中で唯一烏丸通に建つ鈴鹿山。

鈴鹿山
御神体は、鈴鹿山で道行く人を苦しめた悪鬼を退治した瀬織津姫神(せおりつひめのかみ)です。
山には、まだ御神体は乗っておらず、会所に祀られています。

鈴鹿山の胴懸
会所の中に入って御神体を拝もうかと思ったのですが、意外と人が多く列ができていたので諦めることに。
役行者山
烏丸通から姉小路通を西に進み、室町通に建つ役行者山(えんのぎょうじゃやま)にやって来ました。

役行者山
御神体は、修験道の開祖の役行者、鬼の姿の一言主神(ひとことぬしのかみ)、女神の葛城神(かつらぎのかみ)です。
3体も御神体を乗せるのは山鉾の中で最多であります。
後部の見送も立派ですぞ。

役行者山の見送
室町通を南下します。

夜の室町通
徐々に空が暗くなり、提灯の灯りが眩しく感じられるようになってきました。
鷹山
室町通から三条通を東に曲がり、鷹山に向かいます。
鷹山はとても大きな山で、遠くからでも存在感がありますね。

鷹山
2022年に復活したばかりの鷹山は、人気があり、会所近くは混雑していました。
先ほどまで祇園囃子が演奏されていたのですが、私が来た時には終了しており、子どもたちが歌いながら粽(ちまき)を授与しているところでした。

鷹山の提灯
鷹山の御神体も、鷹匠(たかしょう)、樽負(たるおい)、犬遣(いぬかい)の3体で最多です。
会所付近が混雑していたので、こちらも御神体を拝むのを諦めました。
見上げる鷹山の駒形提灯の輝きに夏の京都の風情を感じます。

鷹山の駒形提灯
八幡山
鷹山から新町通を南に進むと、八幡山が見えてきます。
八幡山の近くでは屏風祭が行われており、こちらも長蛇の列ができていて中に入るのには時間がかかりそうでした。

屏風祭
屏風祭を行っている建物は中に入るのは無料です。
八幡山に到着した頃には、空は真っ暗となっていて駒形提灯の輝きが一段と強くなっていました。

八幡山
巡行の時は、山の上に金ぴかの八幡宮の祠を乗せます。
まだ、山に御神体は乗っていませんでしたが、会所に入れば拝むことができますよ。
後祭の宵山は、例年混雑しないのですが、今年は人が多めですね。
祝日の海の日だったこともあり、宵山に訪れた人が多かったのかもしれません。