10月初旬に仏光寺本廟に参拝した後、南東に約15分歩き、日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)を訪れました。
日向大神宮は、山の中にあるため、参拝者が少なくいつも静かです。
自然の景色にあふれているので、お参りをすると心身がリフレッシュするような気分になりますね。
見ごろの萩
地下鉄の蹴上駅から南に少し歩くと、左手に石造りの鳥居が現れます。
この鳥居をくぐって、山に向かって歩いていきます。
鳥居から日向大神宮までは徒歩約10分で、登り坂が続きます。
坂は緩やかなのですが、途中、急になるところがあり、結構疲れます。
無理せずゆっくり歩きましょう。
日向大神宮の入り口に到着。
山の緑がきれいですね。
気温は30度を超え、景色とともに夏のようであります。
石段の上には、木造りの鳥居。
坂道を登ってきた後なので、この石段を見ると嫌になりますね。
石段を上り鳥居をくぐって境内へ。
鳥居の右側には、萩が植えられており、赤色の小さな花が無数に咲いていました。
今年の京都の萩は、猛暑の影響か、開花が遅れていましたが、10月に入りようやく見ごろを迎えました。
これだけたくさんの花が咲いていると、萩も華やかになりますね。
萩を見た後は、境内を北に向かって歩きます。
写真の左に見えるのは社務所、右に見えるのは外宮です。
まずは、外宮にお参りをしましょう。
外宮の後ろには橋があり、奥に石段、そして、その上に内宮が建っています。
内宮にもお参りをしましょう。
日向大神宮は、顕宗天皇の時代(485-487年)に筑紫(つくし)の日向(ひむか)の高千穂の峯の神蹟を映して創建したと伝えられています。
貞観年間(859-877年)に疾病が流行した際、日向大神宮に勅願が行われ、お告げどおりに宮地の清泉の水を万民に与えたところ、たちまち治まったとのこと。
そこで、清和天皇が、この和泉を朝日泉(あさひいずみ)と名付け、日向宮の勅額を賜ったそうです。
内宮の近くにある石段を上った先に東屋が建っています。
東屋の近くも萩が見ごろでした。
すこしばかり休んでいきましょう。
疲れが取れたところで、東屋の近くにある天(あめ)の岩戸をくぐることに。
天の岩戸をくぐるのは久しぶりです。
初めてくぐった時は、外に出られなくなったらどうしようかと不安になったものですが、何度もくぐっていると慣れるものですね。
これで開運のご利益を授かれたことでしょう。
10月初旬の日向大神宮は、萩が見ごろを迎えていました。
10月10日頃まで萩は咲いていそうですよ。
この後は、蹴上インクラインを歩きます。
なお、日向大神宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。