初秋に参拝した与杼神社・2024年

9月初旬。

京都市伏見区に建つ与杼神社(よどじんじゃ)に参拝しました。

与杼神社には、年に何度か訪れます。

境内は、いつも人が少なく、ほとんど無人で、静かにお参りできる神社です。

曇天の下の境内

与杼神社には、京阪電車の淀駅から西に2分ほど歩くと到着します。

最近、駅近くにchocoZAPができ、その隣に与杼神社があります。

鳥居の前に到着。

鳥居

鳥居

台風の影響で、この日は曇り空。

京都に直撃することなく、台風が消滅したので、与杼神社は何の被害も受けていませんね。

鳥居をくぐり参道へ。

参道の両脇は駐車場になっており、車が何台か停車しています。

参道

参道

参道の奥に社殿が建っているのですが、その手前で2本の立派なイチョウが参拝者を迎えてくれます。

11月下旬になると、イチョウは金色に姿を変えますよ。

イチョウの手前に吊るされた提灯。

提灯

提灯

こういう提灯を見ると、地元に愛されている神社なんだなと感じます。

手水鉢には水が流れ、柄杓が整然と並んでいます。

手水鉢

手水鉢

手水舎の近くにある石畳。

石畳

石畳

石畳の奥には、石が置かれています。

これはいったいどういった石なのでしょうか。

意味ありげな石

意味ありげな石

何の説明もないので、ここに石が置かれている理由はわかりませんが、きっと大切な意味があるに違いありません。

どんよりと曇った空の下に建つ拝殿と本殿。

拝殿(左)と本殿(右)

拝殿(左)と本殿(右)

それでは、本殿にお参りをしましょう。

与杼神社は、淀周辺の産土神(うぶすなかみ)として古くから信仰されてきました。

応和年間(961-964年)に僧の千観内供(せんかんないぐ)が肥前国(佐賀県)河上村から淀大明神を勧請(かんじょう)したのが、当社の始まりと伝わっています。

もともとは、桂川の近くに境内がありましたが、明治33年(1900年)に桂川の拡幅工事が行われることになったことから、同35年に現在地に移転しています。

社殿も、そのまま移されてきましたが、昭和50年(1975年)に花火が原因で本殿が焼失し、同55年に再建されています。

神社での火遊びは、文化財を焼失する危険があるのでやめましょう。

それでは、本殿にお参り。

本殿の北側には、日大臣社(ひだいじんじゃ)が建っており、灯籠には灯がともっていました。

日大臣社

日大臣社

拝殿の南側には、川上大明神、豊丸大明神。長姫弁財天を祀る3つの社も建っています。

3つの末社

3つの末社

どの社の前にも、朱色の鳥居が4基立っていますね。

境内から出たところには、真っ白なムクゲが咲いていました。

ムクゲ

ムクゲ

9月に入り、京都は初秋を迎えているのですが、まだ残暑が厳しいです。

セミもまだ鳴いているので、しばらくは夏の暑さが続きそうですね。

9月初旬の与杼神社は、いつもながら人がおらず静かにお参りできました。

chocoZAPは繁盛しているようでしたが、与杼神社に足を運ぶ人は少なそうです。

この後は、淀水路にオシロイバナを見に行きます。

なお、与杼神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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