9月初旬。
京都市伏見区に建つ与杼神社(よどじんじゃ)に参拝しました。
与杼神社には、年に何度か訪れます。
境内は、いつも人が少なく、ほとんど無人で、静かにお参りできる神社です。
曇天の下の境内
与杼神社には、京阪電車の淀駅から西に2分ほど歩くと到着します。
最近、駅近くにchocoZAPができ、その隣に与杼神社があります。
鳥居の前に到着。
台風の影響で、この日は曇り空。
京都に直撃することなく、台風が消滅したので、与杼神社は何の被害も受けていませんね。
鳥居をくぐり参道へ。
参道の両脇は駐車場になっており、車が何台か停車しています。
参道の奥に社殿が建っているのですが、その手前で2本の立派なイチョウが参拝者を迎えてくれます。
11月下旬になると、イチョウは金色に姿を変えますよ。
イチョウの手前に吊るされた提灯。
こういう提灯を見ると、地元に愛されている神社なんだなと感じます。
手水鉢には水が流れ、柄杓が整然と並んでいます。
手水舎の近くにある石畳。
石畳の奥には、石が置かれています。
これはいったいどういった石なのでしょうか。
何の説明もないので、ここに石が置かれている理由はわかりませんが、きっと大切な意味があるに違いありません。
どんよりと曇った空の下に建つ拝殿と本殿。
それでは、本殿にお参りをしましょう。
与杼神社は、淀周辺の産土神(うぶすなかみ)として古くから信仰されてきました。
応和年間(961-964年)に僧の千観内供(せんかんないぐ)が肥前国(佐賀県)河上村から淀大明神を勧請(かんじょう)したのが、当社の始まりと伝わっています。
もともとは、桂川の近くに境内がありましたが、明治33年(1900年)に桂川の拡幅工事が行われることになったことから、同35年に現在地に移転しています。
社殿も、そのまま移されてきましたが、昭和50年(1975年)に花火が原因で本殿が焼失し、同55年に再建されています。
神社での火遊びは、文化財を焼失する危険があるのでやめましょう。
それでは、本殿にお参り。
本殿の北側には、日大臣社(ひだいじんじゃ)が建っており、灯籠には灯がともっていました。
拝殿の南側には、川上大明神、豊丸大明神。長姫弁財天を祀る3つの社も建っています。
どの社の前にも、朱色の鳥居が4基立っていますね。
境内から出たところには、真っ白なムクゲが咲いていました。
9月に入り、京都は初秋を迎えているのですが、まだ残暑が厳しいです。
セミもまだ鳴いているので、しばらくは夏の暑さが続きそうですね。
9月初旬の与杼神社は、いつもながら人がおらず静かにお参りできました。
chocoZAPは繁盛しているようでしたが、与杼神社に足を運ぶ人は少なそうです。
この後は、淀水路にオシロイバナを見に行きます。
なお、与杼神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。