8月上旬の夕刻。
京都市上京区の北野天満宮に参拝しました。
北野天満宮では、8月2日から18日まで北野萬燈会(きたのまんとうえ)が催されており、日没から午後8時まで境内がライトアップされています。
今回の参拝は、ライトアップされた境内を見ることが目的であります。
七夕飾りと輝く提灯
北野天満宮は、市バス停「北野天満宮前」で下車してすぐの場所に建っています。
JRだと円町駅から北に徒歩約15分、京福電車だと北野白梅町駅から東に徒歩約5分です。
北野天満宮の鳥居の前に到着。
時刻は午後7時頃で、空が暗くなり始めていました。
鳥居の近くには、「北野七夕祭」ののぼりが設置されています。
北野萬燈会は、京の七夕の協賛事業でもあります。
七夕は7月ですが、京の七夕では旧暦の7月にあたる8月に七夕の行事が行われます。
近年は、大々的な行事が見られなくなりましたが、京都各所でライトアップなどの催しが行われています。
鳥居には七夕飾りも。
ライトが当たり、七夕飾りがきらきらと光っていましたよ。
暗くなっていく参道を北に歩き、楼門の前にやって来ました。
楼門もライトアップされ、その前に七夕飾りが設置されています。
楼門をくぐって左に曲がると、参道の両脇に無数の提灯が吊るされていました。
提灯の灯りが参道を照らし、ここだけとても明るかったです。
また、参道の提灯は参拝者に人気があり、たくさんの人が写真撮影をしていましたよ。
提灯の先に建つ三光門もライトアップされていますね。
星欠けの三光門とも呼ばれ、北野天満宮の七不思議の一つに数えられていますよ。
三光門をくぐった先には本殿が建っているので、お参りをしましょう。
夜でもお参りをしている方が多いですね。
本殿の近くにも、七夕飾りが多く設置されていました。
本殿を囲む塀にも、丸い提灯が設置されています。
こちらの提灯は、瞬いており、まるで風がロウソクの火を揺らしているようでした。
船出の庭の近くに建つ紅梅殿は、中の明かりが点いていて、こちらもきれいでした。
以前はなかった建物ですが、近年、境内の改修により新たに建てられています。
また、紅梅殿がある辺りを流れる御手洗川(みたらしがわ)でも、御手洗川足つけ燈明神事が8月18日まで行われており、多くの参拝者が冷たい川の水に足を浸して涼んでいました。
境内の南に歩いていくと、「北野夏まつり」と記された提灯がかかっていました。
ここから先は梅苑で、普段は拝観料が必要なのですが、8月12日まで梅苑内州浜に入ることができます。
11日と12日には、ここで奉納演奏も行われます。
州浜から楼門の西隣に建つ文道会館の中に入ります。
普段は入れないのですが、北野萬燈会の期間は、「天神様の大衆信仰」と題して、北野天満宮に伝わる美術品等が公開されています。
私も文道会館で、古文書や写真などを鑑賞しました。
貴重な機会ですから、北野萬燈会にお越しの際は文道会館にも入っておきたいですね。
拝観は無料です。
午後8時頃となり、ライトアップがそろそろ終わりに近づいてきました。
境内の参拝者の姿も徐々に少なくなってきたので、私も北野天満宮から出ることに。
北野天満宮では、8月12日まで御本殿石の間通り抜け神事も行われており、普段は入れない本殿の石の間を通ることができます。
初穂料は1,000円です。
また、絵馬所では、北野天神泣き相撲写真展も8月18日まで行われており、午後4時30分まで写真を見ることができます。
ぜひ、北野萬燈会が行われている8月18日までに北野天満宮に参拝してください。
なお、北野天満宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。