北野萬燈会でライトアップされた北野天満宮・2024年

8月上旬の夕刻。

京都市上京区の北野天満宮に参拝しました。

北野天満宮では、8月2日から18日まで北野萬燈会(きたのまんとうえ)が催されており、日没から午後8時まで境内がライトアップされています。

今回の参拝は、ライトアップされた境内を見ることが目的であります。

七夕飾りと輝く提灯

北野天満宮は、市バス停「北野天満宮前」で下車してすぐの場所に建っています。

JRだと円町駅から北に徒歩約15分、京福電車だと北野白梅町駅から東に徒歩約5分です。

北野天満宮の鳥居の前に到着。

時刻は午後7時頃で、空が暗くなり始めていました。

鳥居

鳥居

鳥居の近くには、「北野七夕祭」ののぼりが設置されています。

北野萬燈会は、京の七夕の協賛事業でもあります。

七夕は7月ですが、京の七夕では旧暦の7月にあたる8月に七夕の行事が行われます。

近年は、大々的な行事が見られなくなりましたが、京都各所でライトアップなどの催しが行われています。

鳥居には七夕飾りも。

参道の七夕飾り

参道の七夕飾り

ライトが当たり、七夕飾りがきらきらと光っていましたよ。

暗くなっていく参道を北に歩き、楼門の前にやって来ました。

楼門もライトアップされ、その前に七夕飾りが設置されています。

楼門

楼門

楼門をくぐって左に曲がると、参道の両脇に無数の提灯が吊るされていました。

提灯の灯りが参道を照らし、ここだけとても明るかったです。

たくさんの提灯

たくさんの提灯

また、参道の提灯は参拝者に人気があり、たくさんの人が写真撮影をしていましたよ。

提灯の先に建つ三光門もライトアップされていますね。

三光門

三光門

星欠けの三光門とも呼ばれ、北野天満宮の七不思議の一つに数えられていますよ。

三光門をくぐった先には本殿が建っているので、お参りをしましょう。

本殿

本殿

夜でもお参りをしている方が多いですね。

本殿の近くにも、七夕飾りが多く設置されていました。

本殿を囲む塀にも、丸い提灯が設置されています。

塀際の提灯

塀際の提灯

こちらの提灯は、瞬いており、まるで風がロウソクの火を揺らしているようでした。

船出の庭の近くに建つ紅梅殿は、中の明かりが点いていて、こちらもきれいでした。

輝く紅梅殿

輝く紅梅殿

以前はなかった建物ですが、近年、境内の改修により新たに建てられています。

また、紅梅殿がある辺りを流れる御手洗川(みたらしがわ)でも、御手洗川足つけ燈明神事が8月18日まで行われており、多くの参拝者が冷たい川の水に足を浸して涼んでいました。

境内の南に歩いていくと、「北野夏まつり」と記された提灯がかかっていました。

北野夏まつりの提灯

北野夏まつりの提灯

ここから先は梅苑で、普段は拝観料が必要なのですが、8月12日まで梅苑内州浜に入ることができます。

11日と12日には、ここで奉納演奏も行われます。

州浜から楼門の西隣に建つ文道会館の中に入ります。

普段は入れないのですが、北野萬燈会の期間は、「天神様の大衆信仰」と題して、北野天満宮に伝わる美術品等が公開されています。

私も文道会館で、古文書や写真などを鑑賞しました。

貴重な機会ですから、北野萬燈会にお越しの際は文道会館にも入っておきたいですね。

拝観は無料です。

午後8時頃となり、ライトアップがそろそろ終わりに近づいてきました。

赤色の傘と提灯の灯り

赤色の傘と提灯の灯り

境内の参拝者の姿も徐々に少なくなってきたので、私も北野天満宮から出ることに。

北野天満宮では、8月12日まで御本殿石の間通り抜け神事も行われており、普段は入れない本殿の石の間を通ることができます。

初穂料は1,000円です。

また、絵馬所では、北野天神泣き相撲写真展も8月18日まで行われており、午後4時30分まで写真を見ることができます。

ぜひ、北野萬燈会が行われている8月18日までに北野天満宮に参拝してください。

なお、北野天満宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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