10月末に京都市東山区の知恩院に参拝した後、北西に約8分歩き、大将軍神社を訪れました。
大将軍神社は、都を守護するため平安京の四方に祀られた大将軍社のうち東南隅に創建されたものと伝わっています。
現在は、三条通の南側にひっそりと建ち、参拝する人が少ないですね。
静かな境内
大将軍神社には、地下鉄の三条京阪駅、または、京阪電車の三条駅から東に約5分歩くと到着します。
南西角の鳥居の前にやって来ました。
三条通は、多くの自動車や人が行きかっていますが、路地に入ると、一気に自動車も人も少なくなります。
鳥居をくぐると、高いところから狛犬がお出迎え。
境内に入ると、正面に拝殿、その後ろに本殿が建っています。
拝殿は、台風で倒壊した後に再建されたもので、まだできて間もないのですが、もう昔からあるような風格を漂わせていますね。
まずは本殿にお参りをしましょう。
祭神は、厄除のご利益を授けてくれる素戔嗚尊(すさのおのみこと)なので、災厄が降りかからないように祈願しておきます。
境内の南東角に建つ天満宮は、学問の神さまの菅原道真を祀っています。
そして、その隣には、白龍弁財天も祀られていますよ。
弁財天は、芸事上達や福徳財宝のご利益を授けてくれると信仰されているので、福がやって来るようにお参りをしておきます。
境内の西側に建つ朱色の鳥居が鮮やかな社は、荒熊稲荷社です。
こちらも、以前に台風で倒壊した後に再建されています。
大将軍神社は、2017年、2018年と続けて台風で被災する不運に見舞われましたが、今は被災前よりきれいになっています。
荒熊稲荷社の鳥居の後ろのキツネも、まだきれいな姿をしていますが、目に鳥の糞らしきものが付いていました。
それでは、荒熊稲荷社にもお参りをし、商売繁盛を祈願しておきましょう。
キツネは、社殿の前にも一対あったのですが、今は留守にしているとの張り紙がありました。
今年2月に荒熊稲荷社のキツネは盗難に遭ったんですよね。
すでに8ヶ月ほど経っているのですが、まだ返ってきていないようです。
大将軍神社は、天災と人災の両方の被害を受けて大変です。
早くキツネが戻ってきて欲しいですね。
荒熊稲荷社の後ろでは、赤色や白色の秋の花がたくさん咲いていました。
本殿脇のイチョウは、緑色の葉をたくさん付けています。
イチョウは、まだ黄葉する気配がありませんね
11月下旬になれば黄色くなっているでしょうか。
10月末の大将軍神社は、人がおらず静かでした。
ここは、いつも無人なので、心静かにお参りできます。
この後は、要法寺に参拝します。
なお、大将軍神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。