10月末に京都市東山区の円山公園を散策した後、北隣に建つ知恩院に参拝しました。
知恩院は、浄土宗四ヵ本山の一つに数えられています。
徳川家とゆかりがあり、歴史的にも興味深いお寺です。
境内は広く、秋の涼しい時期に歩くと気分が清々しくなりますね。
青空と諸堂
知恩院には、地下鉄の東山駅から南東に約8分歩くと到着します。
京阪電車だと、祇園四条駅から東に徒歩約8分です。
今回は、円山公園の東端から知恩院の境内に入ります。
最初に目にするのは、巨大な鐘楼です。

鐘楼
吊るされている梵鐘は非常に大きく、とても迫力があります。
知恩院の梵鐘は、大晦日にテレビで除夜の鐘を撞いているところがよく映りますね。
鐘楼から石段を下りていきます。

石段
木々の葉は、まだ緑色。
紅葉するのは、11月末頃でしょうか。
石段を下り、池の前にやって来ました。

池
ハスの葉が、まだたくさんありますね。
池のほとりのカエデは、上の方が赤くなってきていました。
京都は、10月に入ってから気温が一気に下がったためか、紅葉の進みが早くなっている印象です。
境内の中央に建つ大きな御影堂(みえいどう)。

御影堂
中では、何やら法要が行われており、それを見学している人が堂内にたくさんいました。
なので、今回は、外からお参りをしましょう。
御影堂の前には、行灯が置かれていました。

行灯
その他にも、境内のいたるところに行灯が設置されています。
知恩院では、11月16日から12月2日までライトアップが実施されます。
行灯は、そのためのものでしょうね。
拝観料は800円とのこと。
日中に紅葉を見られない方は、夜に知恩院を訪れると良いでしょう。
御影堂の東側に建つ経蔵。

経蔵
そして、爽やかな秋空。
経蔵の近くにある智慧乃道を上って行きます。

智慧乃道
智慧乃道を上った先に建つのは、勢至堂です。

勢至堂
ここは、知恩院発祥の地とされていますよ。
勢至堂の近くのお堂には、巨大な仏さまの頭が安置されているので、こちらも見ておきたいですね。
智慧乃道を下りて、今度は御影堂の西側の阿弥陀堂の前にやって来ました。

阿弥陀堂と秋空
ここから見る諸堂と青空も美しいですね。
ずっと見ていられる景色であります。
女坂を下りて三門の後ろ側にやって来ました。

三門
知恩院は、どの建物も大きいですが、特に三門が迫力があります。
表側の石段下から見上げると、とても大きく感じられますよ。
知恩院に参拝する目的の一つが、この三門を間近に見ることだという人も多いはずです。
10月末の知恩院は、頭上に青空が広がり清々しい景色を見せてくれました。
知恩院の紅葉の見ごろは、例年11月20日以降ですから、紅葉狩りを目的に知恩院を訪れるなら11月下旬が良いでしょう。
この後は、大将軍神社に参拝します。
なお、知恩院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。