11月上旬に京都府八幡市の背割堤(せわりてい)を訪れました。
背割堤は、1km以上にわたって桜並木が続いており、春には大勢の花見客で賑わいます。
西日本で最も人気がある桜の名所となったこともある背割堤ですが、桜が咲いていない時期は、ほとんど人がいません。
そのため、今の時期は、のんびりと歩くことができるんですよね。
桜の葉がほとんど散る
背割堤には、京阪電車の石清水八幡宮駅から北に約10分歩くと到着します。
木津川に架かる御幸橋を渡り、背割堤の入り口にやって来ました。
時刻は、午後5時前。
11月になると、日が暮れるのが早く、太陽が天王山の向こうに沈んでいこうとしていました。
堤防の上を歩いて西に向かいます。
桜並木のトンネルは、春は薄紅色になりますが、夏は緑、秋はオレンジ色になります。
堤防から南に目をやると、奥に男山が見えますよ。
山頂には、石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)が鎮座しています。
11月上旬から中旬にかけて、桜は赤褐色に紅葉するのですが、背割堤の桜は、すでに葉をほとんど散らし、枝が目立つ状態となっていました。
今年は、桜の葉が散るのが早いですね。
しかも、どの桜の木も枝だけの状態です。
夏に台風が来ましたが、その影響でしょうか。
それとも、9月末まで真夏日が続いた影響でしょうか。
よくわかりませんが、背割堤の桜の紅葉を見逃してしまいました。
堤防の下側の遊歩道は、ウォーキングや犬の散歩をしている人の姿を見かけますが、数は少なく無人に近い状態。
秋の夕暮れに背割堤を歩くと、寂しい気持ちになって来ますね。
夕焼けの空と桜並木。
まるで冬のような風景であります。
御幸橋とさくらであい館の展望塔。
展望塔は、桜が咲いている期間は有料ですが、それ以外の時期は無料で上がれますよ。
見下ろす桜並木や宇治川と木津川の流れも見事です。
背割堤に訪れた時には、展望塔にも上っておきたいですね。
また、さくらであい館は、休憩できるようにもなっているので、背割堤を歩いた後に立ち寄るのがおすすめです。
背割堤の入り口付近に戻って来ました。
御幸橋から眺める木津川と夕焼けが、まるで、江戸時代の浮世絵のようでしたよ。
背割堤は、11月上旬で桜の葉はほとんどなくなり紅葉が終わっていました。
また、来年の春に訪れたいですね。
なお、背割堤の詳細については以下のページを参考にしてみてください。