10月13日。
京都市中京区の行願寺に参拝しました。
行願寺では、毎年10月に藤袴祭が開催されます。
行願寺以外でも、寺町通沿いや京都御苑の周辺などが会場となっており、京都市中心部の様々な場所でフジバカマを見ることができます。
2023年の藤袴祭は、10月13日から16日までです。
境内に並ぶたくさんのフジバカマ
行願寺には、京阪電車の神宮丸太町駅から南西に約6分歩くと到着します。
地下鉄だと、丸太町駅から東に徒歩約8分です。
寺町通に面する行願寺の山門の前にやって来ました。
山門の前には、ここが藤袴祭の会場であることを案内するかのようにフジバカマが植わったプランターが置かれていました。
山門をくぐって境内へ。
正面に見えるのは本堂です。
参道わきでは、コーヒーのお店などが出ていました。
温かいコーヒーを飲みながら、フジバカマを観賞するのも良いですね。
本堂前のフジバカマは、綿のような花をたくさん咲かせ見ごろを迎えていました。
一般的なフジバカマは、花が薄いピンク色をしているのですが、藤袴祭で並ぶフジバカマは、白っぽい色をしています。
これは、原種のフジバカマです。
京都市西京区大原野明治池で発見された原種のフジバカマは、その保全・育成の活動が行われており、近年、秋になると京都の各所で見られるようになっています。
本堂の前の石柱の周りにもフジバカマが置かれていますね。
それでは、本堂に上がってお参りをしましょう。
緋毛氈が敷かれた床几台と一緒に見るフジバカマ。
和の風情を感じさせる光景であります。
本堂から、境内を北に歩きます。
この辺りのフジバカマは、やや花数が少ない感じです。
それでも、多くのツマグロヒョウモンが飛来し、フジバカマの花に止まっていましたよ。
フジバカマには、アサギマダラもやって来ることがあるのですが、私が行願寺にいる間は見られませんでした。
七福神の前にも、たくさんのフジバカマが並んでいます。
行願寺は、都七福神めぐりの寿老人を祀っているお寺でもあります。
庫裡(くり)を背景に見るフジバカマ。
本堂前のカエデは、紅葉が進んでおり、オレンジ色になっていました。
モミジを背景に見るフジバカマも、秋らしさを感じさせてくれますね。
藤袴祭が開催されている行願寺は、普段より多くの参拝者が訪れており、境内が賑やかでした。
行願寺では、アサギマダラの願い札を500円で授与しているので、お参りした時は願い事を書いてフジバカマに吊るしていくと良いでしょう。
この後は、下御霊神社にフジバカマを見に行きます。
なお、行願寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。