春が少しずつ近づく廬山寺・2023年

3月上旬に京都市上京区の京都御苑に梅を見に行った後、寺町通を挟んで東隣に建つ廬山寺(ろざんじ)に参拝しました。

廬山寺は、紫式部の邸宅跡と伝わる地に建つお寺です。

節分の行事がとても人気があり、また、夏には源氏庭で咲くキキョウも見事です。

今の時期の廬山寺は、人が少なく、落ち着いて参拝できます。

ひっそりと咲く早春の花

廬山寺には、地下鉄今出川駅から南東に約8分歩くと到着します。

寺町通に面する山門の前にやって来ました。

山門

山門

山門をくぐると、正面に元三大師堂が建っているので、お参りをしましょう。

元三大師堂

元三大師堂

手水舎の近くに置かれていた水盤には、たくさんのサザンカの花が浮かべられていました。

水盤の花

水盤の花

サザンカは、冬によく見かける花ですが、そろそろ終わりが近づいていますね。

廬山寺の境内は、まだ冬の景色が残っています。

境内

境内

鐘楼近くのカエデも枝だけで、冬の真っただ中といった感じですね。

鐘楼

鐘楼

源氏庭の塀際に植えられている桜は、ちらほらと花を咲かせています。

桜

この桜は、冬場に咲く品種です。

カンザクラでしょうか。

境内の東側にやって来ると、椿が赤色の花を咲かせていました。

椿

椿

椿は、冬から春にかけて花を咲かせますね。

また、品種もとても多く、京都の寺社では、様々な種類の椿を見られますよ。

梅も咲いていました。

梅

廬山寺に梅が咲いているのを初めて見ました。

まだ、背が低く目立ちませんが、いずれは、立派に生長することでしょう。

廬山寺の境内は、全体的に冬の景色が残っていましたが、椿や梅が花を咲かせ、少しずつ春が近づいているのを感じられるようになっています。

そろそろ廬山寺から出ようかと思い、山門に向かって歩いていると、塀際でミツマタが花を咲かせているのに気づきました。

ミツマタ

ミツマタ

ミツマタは、枝が三叉に別れながら伸びることからその名がつきました。

花は、30輪から50輪がまとまって咲き、花弁はありません。

満開になった時には、球状になるのですが、廬山寺のミツマタはまだ丸くなっていなかったので、満開前のようです。

ミツマタの枝先

ミツマタの枝先

ミツマタは、紙幣用の製紙材料としても使われているそうですよ。

ミツマタは、3月から4月にかけて花を咲かせますから、春の京都観光の際にまた目にすることがあるかもしれませんね。

3月上旬の廬山寺の境内は、所々で春の訪れを感じられるようになっていました。

ソメイヨシノも植えられているので、桜の季節に参拝するのも良いですよ。

この後は、西隣の梨木神社に参拝します。

なお、廬山寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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