秋深まりゆく天性寺・2022年

11月上旬に京都市中京区の六角堂に参拝した後、北東に約10分歩き、寺町通沿いにある天性寺(てんしょうじ)を訪れました。

寺町通のアーケード街は、買い物客で賑わっていますが、天性寺に参拝する人は少なく、境内はいつも静かです。

これまで何度か天性寺に参拝していますが、境内が無人のことが多かったですね。

秋を感じられる静かな境内

天性寺には、地下鉄の京都市役所前駅から南に約5分歩くと到着します。

寺町通に面する天性寺の山門。

山門

山門

山門は左右をビルに挟まれているので、あまり目立ちません。

天性寺に参拝者が少ないのは、これも理由かもしれません。

山門をくぐって境内へ。

境内

境内

いつもながら、人の気配が感じられません。

石畳の上を歩き奥に入っていきます。

すると、境内の中央付近に南向きに本堂が建っています。

本堂

本堂

本堂の前には、透明な箱が置かれており、賽銭や折り鶴が入っていました。

これを見ると、日々、参拝に訪れる人が何人かいることがわかりますね。

それでは、本堂にお参りをしましょう。

天性寺は、浄土宗のお寺で、大永年間(1521-1528年)に大和国の当麻寺(たいまでら)の眼誉(がんよ)が創建したのが始まりです。

当初は、上京区曼荼羅町にありましたが、天正年間(1573-1592年)に豊臣秀吉によって現在地に移されました。

境内の奥では、背が高い木が紅葉していました。

紅葉

紅葉

秋が深まりゆくのを感じますね。

紅葉している木の下には、石造りの鳥居が立っています。

鳥居

鳥居

鳥居をくぐった先にあるのは、弁天堂です。

弁天堂

弁天堂

この弁天堂には、大和天河辨財天が祀られています。

天性寺の鎮守で、あざがない子を授かると伝えられています。

境内の南側にひっそりと立つ灯籠。

灯籠

灯籠

灯籠の近くの葉が赤く色づいていました。

境内の南側には、鐘楼も建っていますよ。

鐘楼

鐘楼

無人の境内で見る鐘楼は、秋のもの悲しさを感じさせます。

境内では、真っ白なサザンカの花が咲いていました。

サザンカ

サザンカ

サザンカの花を見ると、そろそろ冬が来るんだなと感じます。

また、今年も終わりが近づいているなとも感じますね。

山門の近くでは、ナンテンが赤い実をたくさん付けていました。

ナンテンと山門

ナンテンと山門

ナンテンの赤い実もまた、冬が近づいているのを感じさせます。

そろそろ天性寺から出ましょう。

私が参拝している間、山門から境内をうかがう人はいましたが、それ以外は、全く人がいませんでした。

寺町通のショッピング街近くなのにとても静かでしたよ。

この後は、本能寺に参拝します。

なお、天性寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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