9月上旬に京都市左京区の真如堂に萩を見に行った後、その北にある迎称寺(こうしょうじ)にも萩を見に行きました。
迎称寺は、崩れかけそうな土塀沿いに多くの萩が植えられています。
普段は、誰も訪れることがないお寺ですが、初秋の萩が咲く頃は、ちらほらと観光客の方の姿を見かけます。
咲き始めて間もない萩
迎称寺には、市バス停「錦林車庫前」から西に約8分歩くと到着します。
迎称寺の山門の前にやって来ました。
いつもながら、お寺には人の気配が感じられません。
山門の前には、「洛東九番 萩の霊場 迎称寺」と刻まれた石柱が立っており、ここが萩の名所であることがわかります。
土塀沿いに植えられている萩は、まだ花数が少なく、これからといった感じですね。
まだ夏の陽気が残る京都ですから、本格的に萩が見ごろになるのは、9月下旬になりそうです。
それでも、緑色の葉に混ざって、赤色の花が咲き始めていました。
こちらは、白色の萩。
白色の花の方が、やや大きく見えます。
そして、よく目立ちます。
山門から東に進むと境内への入り口があります。
木々の緑に包まれた境内には、ひっそりとお堂が建っています。
それでは、お参りをしましょう。
迎称寺は時宗のお寺で、本尊として阿弥陀如来を祀っています。
情報が少なく、詳しいことはよくわかりませんが、昔から萩の名所として人々に親しまれてきたようです。
参道わきには、細い竹がたくさん植えられており、道路と境内を分けるための壁のような役割を果たしています。
再び、山門付近に戻ってきました。
この日は、萩を見に来ているのは私だけで、とても静かでした。
さすがに9月上旬だと、萩を見るには早いので、迎称寺を訪れる人はいなかったです。
真如堂にも人がほとんどいなかったですから、まだ京都を訪れる旅行者や観光客の方は増えていないようです。
もう少し涼しくなると、京都旅行で訪れる人の姿が増えてくることでしょう。
迎称寺の萩は、9月20日以降に見ごろになりそうです。
初秋の京都観光の際は、迎称寺にも萩を見に行ってはいかがでしょうか。