東寺の濠で咲くハス・2021年

7月上旬に京都市南区の東寺に参拝しました。

御影堂(みえどう)にお参りをした後、境内の北東にある濠にやってきました。

東寺の濠では、毎年7月になるとハスがたくさんの花を咲かせます。

この時期の東寺参拝の楽しみのひとつは、このハスを見ることですね。

ハスで埋め尽くされた濠

濠の前にやってきました。

濠

濠の中は、ハスの大きな葉でいっぱいになり、水面が見えなくなっています。

花は、葉の下に隠れるようにして咲いているものが目立ちますね。

赤色のハス

赤色のハス

ハスの葉の中心には、雨のしずく。

雨のしずく

雨のしずく

まるで水晶のようです。

時刻は午後1時ころだったためか、閉じている花が目立ちます。

ハスのつぼみ

ハスのつぼみ

また、つぼみも目立ちます。

つぼみのかずは多かったので、これからたくさん咲き始めそうですね。

濠の向こうには、五重塔が見えます。

五重塔とハス

五重塔とハス

春は、不二桜と五重塔を一緒に見るのが、東寺の定番の景色ですが、夏はハスと一緒に五重塔を見るのがおすすめです。

全体的に閉じているハスが目立ちますが、午前中であれば、開いたハスの花と一緒に五重塔を見られますよ。

ハスを見ながら、濠の周囲を歩きます。

こちらのハスは、割と花びらが開いていますね。

開いたハスの花

開いたハスの花

他のハスもこれくらい開いていると見栄えが良いのですが。

濠に囲まれた一帯に建つのは宝蔵です。

宝蔵

宝蔵

宝蔵の中には、空海が唐の国で恵果(けいか)から授かった国宝の密教法具や両界曼荼羅、犍陀穀糸袈裟(けんだこくしけさ)、仏舎利、五大尊などの寺宝が納められています。

宝蔵の周囲に濠がめぐらされているのは、これら寺宝を火事から守るためなんですね。

宝蔵の近くでは、まだアジサイも咲いていましたよ。

東側の塀の近くでも、ハスが花を咲かせていますが、遠くてわかりにくいですね。

塀とハス

塀とハス

こちらも、もっと花が開いていれば、きれいだったでしょう。

濠の近くでは、シモツケも咲いていました。

シモツケ

シモツケ

シモツケの花は、まだ見ごろを保っていましたが、そろそろを終わりが近づいています。

ハスを見終えたので、そろそろ東寺から出ることに。

帰りは南側の南大門から境内を出ました。

南大門

南大門

東寺のハスは、これからもっと華やかな姿を見せてくれるはずです。

7月中は見ごろを保っていそうですから、午前中に参拝すれば、濠できれいに咲いたハスの花を見られるでしょう。

なお、東寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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