秋が深まってきた知恩院・2020年

10月下旬に京都市東山区の粟田神社に参拝した後、南に5分ほど歩き知恩院を訪れました。

知恩院は浄土宗のお寺で、境内はとても広く見るものが多いので、東山を散策する際には立ち寄りたい寺院です。

10月は涼しいですから、知恩院の広い境内を歩くのにはちょうど良い季節ですね。

御影堂の廊下を1周する

知恩院の最寄り駅は、地下鉄の東山駅です。

駅からは、南東に5分ほど歩けば知恩院の入り口に建つ大きな三門前に到着します。

京阪電車だと祇園四条駅から東に徒歩約7分です。

三門

三門

いつ見ても大きな山門です。

この日は、空気が澄み、すがすがしい秋空が頭上に広がっていたので、三門がより雄大に見えました。

三門をくぐると、急な石段の男坂が現れます。

男坂を上るのは疲れるので、南側の女坂から上るのがおすすめです。

その女坂では、カエデの葉が色づき始めていました。

女坂のカエデ

女坂のカエデ

上の方の葉は赤く染まっており、秋が深まりつつあるのを感じます。

女坂を上った先は広い境内。

その中央には、これも大きな御影堂(みえいどう)が建っています。

御影堂

御影堂

今年の春に修復工事が完了した御影堂。

今は、中に入ってお参りできますよ。

御影堂の中は、外から想像するよりも狭く感じます。

浄土宗の開祖法然上人の御影が祀られているので、拝んでおきましょう。

お参りを済ませた後は、御影堂の廊下を歩くことに。

今まで知恩院には何度も参拝していますが、御影堂の廊下を歩いて1周するのは今回が初めてです。

御影堂の東の廊下からの眺め。

唐門と空

唐門と空

北に唐門があり、その奥に大方丈が建っています。

東山の緑と青空がきれいですね。

北側の廊下にやってきました。

奥に見える建物は集会堂(しゅうえどう)で、御影堂の工事中は法然上人御堂となり、法然上人の御影が移されていました。

御影堂の北側

御影堂の北側

御影堂と集会堂をつなぐ廊下を歩きます。

御影堂と集会堂をつなぐ廊下

御影堂と集会堂をつなぐ廊下

集会堂から大方丈へと進めますが、これより先は拝観料が必要です。

大方丈は、キュッキュッと鳴る鴬張りの廊下となっているので、拝観時は、その音も聞いておきたいですね。

今回は大方丈を拝観しないので素通りします。

御影堂の西側にやってきました。

ここからは、西に建つ阿弥陀堂に進めますよ。

阿弥陀堂へ続く廊下

阿弥陀堂へ続く廊下

この日は、阿弥陀堂でお経を唱える声と木魚をたたく音が聞こえました。

一般の参拝者も中に入って念仏を体験できる日だったようですが、すでに念仏体験をしている参拝者の邪魔になりそうだったので、阿弥陀堂にはお参りをしませんでした。

アジサイと色づくカエデ

御影堂から外に出ます。

そして、御影堂の東側にある智慧の道を上ります。

智慧の道

智慧の道

智慧の道の塀際にも、カエデが植えられていますが、まだ緑色が目立ちます。

智慧の道を上った先に御廟へと続く門があります。

そして、門をくぐって少し歩くと、アジサイの花が残っていました。

アジサイ

アジサイ

もう10月下旬だというのにアジサイを見られるとは思いませんでしたよ。

さすがに花はドライフラワーのようになっていましたが、この様子だと11月に入っても花が残っていそうです。

御廟の近くのお堂の前のカエデは、上の方が赤く色づいていました。

お堂とカエデ

お堂とカエデ

京都の紅葉の見ごろは、例年11月15日以降ですが、今年は少し早まるかもしれませんね。

10月の知恩院は、境内の広さと比較すると人が少なめでした。

秋晴れの日に広々とした境内を歩くと気持ちが良いですね。

東山を訪れた際は、ぜひ知恩院にも足を運んでください。

この後は、八坂神社に参拝します。

なお、知恩院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

宿泊