10月21日に京都市左京区の平安神宮に参拝しました。
この日は、午前11時から応天門前で維新勤王隊の奏楽があり、神苑の無料公開も実施されています。
また、10月15日から23日までの期間は、「時代祭 織田公上洛列甲冑展示スタンプラリー」も行われており、参拝者は誰でも無料で参加することができます。
私も、せっかくの機会ですからスタンプラリーに参加することにしました。
安土桃山時代の甲冑が並ぶ
スタンプラリーの台紙は、大極殿に置かれています。
スタンプは6つ集めると完走です。
1つ目のスタンプは、大極殿に設置されています。
スタンプは、鳳輦(ほうれん)の上に乗っている鳳凰ですね。
2つ目のスタンプは、大極殿の西にある神苑の入り口付近です。
こちらには、織田公上洛列で織田信長のお供をする丹羽長秀の甲冑が展示されています。
時代行列では、唐冠兜(とうかんかぶと)をかぶり、溜塗皮包胴丸(ためぬりかわづつみどうまる)に身を包み、拍子木紋の陣羽織を羽織って馬に乗った丹羽長秀が登場します。
時代祭は何度も見に行っていますが、こんなに間近で甲冑を見たことはないですね。
3つ目のスタンプは、東神苑の尚美館に設置されています。
こちらに展示されているのは柴田勝家の甲冑です。
柴田勝家は、銀瓦形脇立兜(ぎんがわらがたわきだてかぶと)、革包紫糸縅具足(かわづつみむらさきいとおどしぐそく)、雁金紋の陣羽織、紺柄巻太刀に鞭を持った馬上姿で、時代祭に登場します。
柴田勝家は、織田信長の妹の市の再婚相手ですね。
尚美館の近くの勅使館には、滝川一益の甲冑が展示されています。
そして、ここに4つ目のスタンプが設置されています。
織田公上洛列では、滝川一益が最も目立ちますね。
銀水牛脇立兜が観衆の目を引きます。
滝川一益は、黒糸縅具足に赤地立四窼紋の陣羽織を羽織り、織田信長の後方を進んでいきます。
東側から神苑の外に出て、再び境内に戻ってきます。
そして、境内を南西角まで進むと、「京都・時代祭館 十二十二」という建物があるので中に入ります。
十二十二の中には、時代祭の幕が吊るされていました。
その幕の近くに5つ目のスタンプが設置されています。
そして、こちらには、織田信長の甲冑が展示されていますよ。
織田信長は、時代行列では、三枚錣鍬形打兜(さんまいしころくわがたうちかぶと)に紺糸縅胴丸と正親町天皇から拝領した胴服を着用して登場します。
6つ目のスタンプは、十二十二の外に設置されています。
こちらには、牛車が展示されていますよ。
牛車は、織田公上洛列には登場しません。
牛車が登場するのは、豊公参朝列なので、その牛車がここに展示されているのでしょうか。
牛車の前の甲冑は羽柴秀吉のものです。
時代行列では、三鍬形の兜、日の丸縅胴丸、五七桐紋の陣羽織を着て馬上姿で登場します。
スタンプをすべて押した後は、6つ目のスタンプの設置場所近くの受付へ行きます。
受付では、3種類の粗品が用意されており、好きなものをいただけますよ。
私は、時代祭のパンフレットをいただきました。
とても立派なパンフレットです。
本来は有料のものなのでしょうか。
来年の時代祭は、このパンフレットを事前に見てから観覧したいですね。
この日は、すがすがしい秋晴れで、平安神宮の社殿も、とてもきれいに見えましたよ。
なお、平安神宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。