晩夏の熊野若王子神社と千手滝不動尊・2020年

8月下旬に京都市左京区の大豊神社に参拝した後、哲学の道を南に歩きました。

夏の哲学の道は、ネコが昼寝をしていたりと、時間がゆっくりと流れていました。

哲学の道の南、若王子橋(にゃくおうじばし)を渡り、熊野若王子神社の前にやってきました。

静かな熊野若王子神社

熊野若王子神社は、市バス停「東天王町」から東に徒歩約10分の場所に建っています。

入り口

入り口

境内に入ると、まだ真夏の景色が残っていました。

境内

境内

そろそろ夏の終わりを感じられる時期ですが、今年の京都は残暑が厳しく、いつまでも夏真っ盛りです。

熊野若王子神社は、後白河法皇が、永暦元年(1160年)に紀州の熊野権現を勧請(かんじょう)したのが始まりです。

社名は、祭神の天照大神の別号である若一王子(にゃくいちおうじ)にちなみます。

それでは、本殿にお参りをしましょう。

本殿

本殿

本殿の隣の恵比須殿にもお参り。

恵比須殿

恵比須殿

中はライトで照らされており、恵比須さまのお姿を拝むことができるようになっていますよ。

福を授かれるようにお願いしておきましょう。

涼しい滝の流れ

熊野若王子神社から出ます。

東の方角に滝があるとの案内があったので、行ってみることに。

熊野若王子神社には、何度も参拝していますが、滝に行くのは今回が初めてです。

滝への入り口

滝への入り口

夏の上り坂はしんどいので、やっぱり引き返そうかと思いましたが、山に入るほど涼しくなっていったので、そのまま前進。

途中、本間龍神という社がありました。

本間龍神

本間龍神

さらに上り坂を進むと、瀧宮神社という社も現れました。

瀧宮神社

瀧宮神社

山に入っていくほどに滝がありそうな神社が建っています。

そして、さらさらと水が流れる音がしてきました。

細い水の流れ

細い水の流れ

水の流れは細いものの、冷気が漂い始め、徐々に体の汗がひいていきます。

山に入っていくほどに水の勢いが強くなっていきます。

そして、温度も下がっていきます。

まるで、冷房の中にいるような心地良さです。

この日の最高気温は37度の予報でしたが、ここは30度もなさそうです。

そして、千手滝不動尊と刻まれた石の鳥居を過ぎ、一番奥までやってきました。

千手滝不動尊

千手滝不動尊

木でできた鳥居の奥に滝があります。

滝の前にやってくると、さらに涼しくなりました。

滝

滝の高さは3メートルくらいでしょうか。

流れ落ちてくる水が周囲の熱を冷ましてくれています。

あまりの気持ち良さに寝ころびたくなりますが、地面は濡れていたので座ることもできません。

でも、立っているだけで疲れが取れていきます。

暑さが完全に和らいだところで、山から下りることに。

不動明王

不動明王

千手滝不動尊の鳥居の近くでは、お不動さまが怖い顔をして立っていましたよ。

熊野若王子神社まで戻ってきました。

やっぱり、下界は暑いですね。

もう少し滝の前にいた方が良かったかもしれません。

なお、熊野若王子神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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