8月下旬に京都市左京区の大豊神社に参拝した後、哲学の道を南に歩きました。
夏の哲学の道は、ネコが昼寝をしていたりと、時間がゆっくりと流れていました。
哲学の道の南、若王子橋(にゃくおうじばし)を渡り、熊野若王子神社の前にやってきました。
静かな熊野若王子神社
熊野若王子神社は、市バス停「東天王町」から東に徒歩約10分の場所に建っています。
境内に入ると、まだ真夏の景色が残っていました。
そろそろ夏の終わりを感じられる時期ですが、今年の京都は残暑が厳しく、いつまでも夏真っ盛りです。
熊野若王子神社は、後白河法皇が、永暦元年(1160年)に紀州の熊野権現を勧請(かんじょう)したのが始まりです。
社名は、祭神の天照大神の別号である若一王子(にゃくいちおうじ)にちなみます。
それでは、本殿にお参りをしましょう。
本殿の隣の恵比須殿にもお参り。
中はライトで照らされており、恵比須さまのお姿を拝むことができるようになっていますよ。
福を授かれるようにお願いしておきましょう。
涼しい滝の流れ
熊野若王子神社から出ます。
東の方角に滝があるとの案内があったので、行ってみることに。
熊野若王子神社には、何度も参拝していますが、滝に行くのは今回が初めてです。
夏の上り坂はしんどいので、やっぱり引き返そうかと思いましたが、山に入るほど涼しくなっていったので、そのまま前進。
途中、本間龍神という社がありました。
さらに上り坂を進むと、瀧宮神社という社も現れました。
山に入っていくほどに滝がありそうな神社が建っています。
そして、さらさらと水が流れる音がしてきました。
水の流れは細いものの、冷気が漂い始め、徐々に体の汗がひいていきます。
山に入っていくほどに水の勢いが強くなっていきます。
そして、温度も下がっていきます。
まるで、冷房の中にいるような心地良さです。
この日の最高気温は37度の予報でしたが、ここは30度もなさそうです。
そして、千手滝不動尊と刻まれた石の鳥居を過ぎ、一番奥までやってきました。
木でできた鳥居の奥に滝があります。
滝の前にやってくると、さらに涼しくなりました。
滝の高さは3メートルくらいでしょうか。
流れ落ちてくる水が周囲の熱を冷ましてくれています。
あまりの気持ち良さに寝ころびたくなりますが、地面は濡れていたので座ることもできません。
でも、立っているだけで疲れが取れていきます。
暑さが完全に和らいだところで、山から下りることに。
千手滝不動尊の鳥居の近くでは、お不動さまが怖い顔をして立っていましたよ。
熊野若王子神社まで戻ってきました。
やっぱり、下界は暑いですね。
もう少し滝の前にいた方が良かったかもしれません。
なお、熊野若王子神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。