禅居庵で咲くキキョウ・2020年

7月下旬に京都市東山区の建仁寺のハスを見た後、隣の禅居庵に参拝しました。

禅居庵では、夏になると参道脇で多くのキキョウが花を咲かせます。

普段から、参拝者はそれほど多くないお寺ですが、キキョウが咲く夏は、さらに人が少なくなります。

参道のキキョウ

禅居庵には、京阪電車の祇園四条駅から南東に5分ほど歩くと到着します。

建仁寺からだと、境内の南西に禅居庵の山門があるので、ここをくぐるのが便利ですね。

山門

山門

キキョウが多く植えられているのは、山門をくぐってすぐの参道脇です。

参道

参道

石畳の参道と緑色のコケが調和し、お寺らしい夏の景色であります。

参道脇では、キキョウが青色の花をたくさん咲かせていました。

キキョウ

キキョウ

5角形のキキョウの花を間近で観賞。

キキョウのアップ

キキョウのアップ

禅居庵では、コケの中に入れないように参道に竹の柵が設けられています。

また、参道の奥にも入れないようになっているので、一部のキキョウは遠目で眺めることしかできません。

キキョウと参道

キキョウと参道

それでも、遠くからコケの緑色とともに見るキキョウの青色の花は、夏の日差しを浴びてきれいでしたよ。

参道を南に歩くと、狭い路地があります。

この路地は、譲りあいの道と呼ばれており、参拝者は譲りあわないと前に進めません。

とは言え、人が少ないので、譲りあいの道が混雑することはほとんどないですよ。

譲りあいの道では、白色のキキョウもたくさん咲いていました。

白色のキキョウ

白色のキキョウ

純白のキキョウの花は、とても爽やかに見えます。

イノシシ

譲りあいの道を通って、摩利支天堂の前にやってきました。

摩利支天堂

摩利支天堂

摩利支天は陽炎の光が神格化したといわれ、捕えられ傷つけられることがないところから、戦国武将の間で信仰が広がったそうです。

開運勝利の神さまということですから、運が開けるようにお願いしておきましょう。

禅居庵と言えば、イノシシがたくさんいることで知られています。

狛猪

狛猪

亥年の正月には多くの参拝者で賑わっていた禅居庵ですが、この日は、境内にいた参拝者は3人ほどでした。

まあ、夏の京都は、どこも人が少なくなるので、禅居庵だけが空いているわけではないのですが。

摩利支天堂の前では、ムクゲが咲いていました。

ムクゲ

ムクゲ

まだ花は少な目でしたが、8月になれば、多くの花を咲かせているでしょう。

禅居庵に来た時は、ミニイノシシの大群も見ておきたいですね。

ミニイノシシ

ミニイノシシ

愛らしい姿をした小さなイノシシがいっぱい並んでいますよ。

このミニイノシシの大群を見ると、心が和みます。

キキョウを見終え、摩利支天堂へもお参りしたので、そろそろ禅居庵から出ることにしましょう。

キキョウは、9月まで咲いているでしょうか。

なお、禅居庵の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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