7月下旬に京都市東山区の建仁寺のハスを見た後、隣の禅居庵に参拝しました。
禅居庵では、夏になると参道脇で多くのキキョウが花を咲かせます。
普段から、参拝者はそれほど多くないお寺ですが、キキョウが咲く夏は、さらに人が少なくなります。
参道のキキョウ
禅居庵には、京阪電車の祇園四条駅から南東に5分ほど歩くと到着します。
建仁寺からだと、境内の南西に禅居庵の山門があるので、ここをくぐるのが便利ですね。
キキョウが多く植えられているのは、山門をくぐってすぐの参道脇です。
石畳の参道と緑色のコケが調和し、お寺らしい夏の景色であります。
参道脇では、キキョウが青色の花をたくさん咲かせていました。
5角形のキキョウの花を間近で観賞。
禅居庵では、コケの中に入れないように参道に竹の柵が設けられています。
また、参道の奥にも入れないようになっているので、一部のキキョウは遠目で眺めることしかできません。
それでも、遠くからコケの緑色とともに見るキキョウの青色の花は、夏の日差しを浴びてきれいでしたよ。
参道を南に歩くと、狭い路地があります。
この路地は、譲りあいの道と呼ばれており、参拝者は譲りあわないと前に進めません。
とは言え、人が少ないので、譲りあいの道が混雑することはほとんどないですよ。
譲りあいの道では、白色のキキョウもたくさん咲いていました。
純白のキキョウの花は、とても爽やかに見えます。
イノシシ
譲りあいの道を通って、摩利支天堂の前にやってきました。
摩利支天は陽炎の光が神格化したといわれ、捕えられ傷つけられることがないところから、戦国武将の間で信仰が広がったそうです。
開運、勝利の神さまということですから、運が開けるようにお願いしておきましょう。
禅居庵と言えば、イノシシがたくさんいることで知られています。
亥年の正月には多くの参拝者で賑わっていた禅居庵ですが、この日は、境内にいた参拝者は3人ほどでした。
まあ、夏の京都は、どこも人が少なくなるので、禅居庵だけが空いているわけではないのですが。
摩利支天堂の前では、ムクゲが咲いていました。
まだ花は少な目でしたが、8月になれば、多くの花を咲かせているでしょう。
禅居庵に来た時は、ミニイノシシの大群も見ておきたいですね。
愛らしい姿をした小さなイノシシがいっぱい並んでいますよ。
このミニイノシシの大群を見ると、心が和みます。
キキョウを見終え、摩利支天堂へもお参りしたので、そろそろ禅居庵から出ることにしましょう。
キキョウは、9月まで咲いているでしょうか。
なお、禅居庵の詳細については以下のページを参考にしてみてください。